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no side
「ば、爆弾!?」
『横の洗濯機のも同じ?』
「ああ!
連動してっからこの商店街が丸ごと
吹っ飛ぶかもしれねぇな……」
松田はそう言いながら並ぶ洗濯機を見ていく。
「まあ、この右端のヤツが大元みてーだから
こいつを止めりゃー何とかなりそーだ……」
「そういえば外守のオッサン工学部出身だったな…」
「でも何で爆弾なんか……」
「とにかく松田は爆弾の解体!
零と萩原と駿東はこの周辺の住人の避難を!
俺と諸伏は外守さんを捜してみる!!
わかったらすぐ動け!」
『「「「オゥ/了解!」」」』
「待った!」
伊達の指示に松田が待ったをかける。
「悪いけど……
俺は今、手がこの状態だから細けェ作業は無理だ…
まぁ萩原なら俺の代わりが……」
「オゥよ!任せろ!!
─────って言いたい所だが……」
そう言って萩原は手を見せる。
「実は俺もあの猫にひっかかれて……」
「マジかよ!?」
2人揃って指に包帯が巻かれていた。
「しゃーねぇな……
手先が器用そうな零!お前が解体してくれ!」
「ぼ、僕が?」
「俺が教えてやっからよ!」
「ほんじゃ俺とAちゃんは住人を避難させて
来るわ!」
「ああ!パニックにならねぇようにな!
特に駿東!」
「モチのロン!」
『コンビニ強盗の時に学んだからダイジョーブ!』
そう言って萩原と駿東は外へ駆けていった。
────────────
─────────
──────
住人の避難を終えた萩原と駿東は
駆け足で外守クリーニングに戻る。
『私も解体できるようになりたいなぁ。』
「Aちゃんセンスはあると思うんだよなぁ。」
『つまり?』
「面倒だからってコードまとめ切りしちゃダメ。」
『ド正論。』
ウインクした萩原に真顔で頷く駿東。
「でもAちゃん複雑な爆弾は苦手だよね。」
『水銀レバーとか光感知型とかね……』
「じゃあその辺は俺と陣平ちゃんで教えるよ。
知っといて損は無いからさ。」
『ありがとう。
2人に教わるからには完璧にしないと……』
ぐっ、と拳を握る駿東に萩原が微笑む。
「ま、出来るに越したことはないけど
俺らに連絡してくれればどこでも駆けつけるよ。」
『え?萩くんイケメンじゃん。』
「お!俺の魅力に気付いちゃった?」
『気のせいだった。』
「ちょっと!!」
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沙羅(プロフ) - イル@iruさん» コメントありがとうございます!そう言って貰えて本当に嬉しいです…!!警察学校組の放送開始に合わせてバリバリ更新するつもりなので、どうぞ今後ともよろしくお願いしますー!! (2021年12月5日 16時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
イル@iru - コメント失礼します!面白すぎて一気に読んでしまいました。これから夢主がどうなるか続きが気になります!更新頑張ってください!!! (2021年12月5日 15時) (レス) @page35 id: 9f7598e3df (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 神崎さん» コメントありがとうございます!!ゆっくり更新になってしまいますが、全力で書かせて頂きますー!!どうぞこれからもよろしくお願いします! (2021年9月15日 0時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 凄く面白いです!!続き楽しみにしてます! (2021年9月15日 0時) (レス) id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - かるーあ・みるくさん» コメントありがとうございます!!またお会い出来て嬉しいです!!まだまだ続きますので、どうぞよろしくお願いしますー! (2021年7月14日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年7月13日 15時