No.５９ ページ20
no side
『じゃあ……帰る、けど
消太は無理しちゃダメだよ。絶対に』
「分かった分かった」
『あと"個性"使って炎消しちゃダメだよ』
「はいはい」
『…………お大事に』
「ありがとな」
Aは名残惜しそうに病室から出て行く。
相澤は少し体を起こして見送った。
ちなみに……Aの首元にあった紅い華に
相澤は気付いていない。明日が怖いですね。←
１人になった病室で相澤はため息をつく。
「……泣かせちまったな。
俺も……もう少し、強くならないとね」
相澤は自分の四肢に灯る
緑色の炎をぼんやり眺めていた。
「……看護師に驚かれそうだな」
まあ傍から見たら人体発火現象であり
相澤は火だるま状態である。←
小さく苦笑して相澤は目を閉じる。
鈍痛が絶えなかった全身が
ゆっくり癒されていくのを感じながら
相澤は眠りに落ちていった。
──────
『……臨時休校だったのに前半は散々だったな』
Aは遠い目をしている。
『……でもケーキおいしかった』←
ゆっくり歩き始めたAは
自宅近くのスーパーへ立ち寄る。
「あ、」
『？』
小さく声が聞こえたと思えば
思いっきり胸ぐらを掴まれるA。
『ｸﾞｴｯ』
「何でフラフラ出歩いてやがる！！」
『……勝己も出歩いてる』
「そーじゃねぇ！！怪我人だろおまえは！！」
ガクガクと首を揺らされ
Aの顔は死にかけている。←
『も"…もう"治ったよ"……』
「どんっだけ心配したと思ってやがる！！」
『へ、』
「ｯあ、…〜〜！てめぇに元気なかったら
気持ち悪ぃってことだかんな！！勘違いすんな！！」
『……ん、ありがと勝己。心配してくれて』
「…………おう」
ふいっと目を逸らす爆豪。
Aは嬉しそうに爆豪の横に並ぶ。
『……勝己は何を買いに来たの？』
「ババアに牛乳買ってこいって言われた」
『牛乳か……私も家に無かったなぁ……』
「そうかよ、なら買いに行くか」
『うん……！』
牛乳売り場に来た二人は
どの種類が美味しいか議論し始め
次第にご近所の奥様方も参戦していた。←
『……明治のお○しい牛乳が一番』
「雪印メグ○ルクだろ！！」
「特○牛乳だって美味しいわよ！」
「あら、低脂肪牛乳だって侮れないわよ！」
.
『……どれ買おうか迷っちゃうね』
「(可愛いかよクソが！！)」←
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沙羅(プロフ) - ゴーストさん» コメントありがとうございます！！弔くんキャラめちゃくちゃ崩壊してます(真顔)でもありがとうございます！！もっと面白く書けるよう頑張りますー！！ (2020年4月8日 17時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - エリィさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなりすみません！！弔くんもっとデレさせたいです……でもっ、敵だからっ…みたいな() (2020年4月8日 16時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ゴースト - とむらのキャラ崩壊っぷりが凄い好きです！！ (2020年4月8日 16時) (レス) id: e9859dda90 (このIDを非表示/違反報告)
エリィ - いやぁぁぁ弔のデレがっデレがっ尊いイイぃ (2020年1月5日 0時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - noiseｰノイズさん» うわぁぁ！？ご指摘ありがとうございます！ホントですね！？直してきました！ありがとうございます！！ 今後も相澤先生とジャンジャン絡ませますね！Part３もよろしくお願いしますー！ (2019年8月14日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月2日 19時
