No.５７(2) ページ16
貴女side
『これは………？』
「黒霧が作った」
『！？』
バッ、と目の前に立つモヤ……黒霧？さんを見る。
あ、普段からモヤモヤしてるんですね。
え？語弊がある？
『黒霧……サン、器用なんだね……です』
「敬語が苦手なら使わなくても大丈夫ですよ」
『わぁい(棒)』
お菓子の山と言っても
ケーキとかマカロンとか凄い本格的だった。
『とむら、食べて良いの？』
「うん。その為に連れて来たし」
『やった……！黒霧、ありがとう』
「いえいえ、お口に合えば良いのですが」
とむらに抱えられていた(今更)私は
カウンター席に座らされる。
『……おいしい』
「それは良かったです」
フォーク片手にお菓子を頬張る。美味しい。
なんか凄いよ黒霧。パティシエになりなよ。
『……！………！！』
もぐもぐしてたら隣にとむらが座る。
何でじっと見てるの。
「ねぇ、俺ら敵だよ？
そんな簡単に出されたもの食って良いの？雄英生」
『……！だ、ダメだった……？』
「毒とか疑わないの？」
『！』
私はゆっくりフォークを置く。
『だって……ずるいよ、とむら……！』
「え、」
『目の前に置かれたらっ……食べたいもん……！』
キッ、と隣にいるとむらを睨む。
とむらは止まっていた。
『黒霧のお菓子おいしそうだったんだもん……！
食べちゃダメなら言ってよぉぉ……！！』
思わず涙がこぼれる。
だって食べて良いって言ったもんね！！
私、悪くないもん！！
「死柄木 弔、大丈夫ですか」
「あぁ……可愛くて呼吸すんの忘れてた」←
「気持ちは分かります」
「涙目とか反則じゃない？ねぇ？黒霧」
「抑えて下さいね」
「襲っていい？？」←
「話聞いてました？」
鼻をすすっていたら
とむらがフォークを持ち上げる。
「俺が悪かったよ。ホラ、好きなだけ食べな。
毒なんて入ってないから」
『ｸﾞｽｯ……うん、』
「はい、口開けてー」
『あー』
とむらがケーキを一口大に切り分けて
口に入れてくれる。
意外といい人なんじゃないだろうか。←
「可愛い」
『何が……？』
とむらの顔が優しい。
昨日とは大違いだ。
「黒霧、餌付け最高」←
「良かったですね」
『餌付け……？動物でも飼ってるの……？』
何でもない、と言いながら
再びとむらがフォークを近付ける。
『おいしい……しあわせ……』
「尊い(真顔)」←←
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沙羅(プロフ) - ゴーストさん» コメントありがとうございます！！弔くんキャラめちゃくちゃ崩壊してます(真顔)でもありがとうございます！！もっと面白く書けるよう頑張りますー！！ (2020年4月8日 17時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - エリィさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなりすみません！！弔くんもっとデレさせたいです……でもっ、敵だからっ…みたいな() (2020年4月8日 16時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ゴースト - とむらのキャラ崩壊っぷりが凄い好きです！！ (2020年4月8日 16時) (レス) id: e9859dda90 (このIDを非表示/違反報告)
エリィ - いやぁぁぁ弔のデレがっデレがっ尊いイイぃ (2020年1月5日 0時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - noiseｰノイズさん» うわぁぁ！？ご指摘ありがとうございます！ホントですね！？直してきました！ありがとうございます！！ 今後も相澤先生とジャンジャン絡ませますね！Part３もよろしくお願いしますー！ (2019年8月14日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月2日 19時
