中学生です。【テニスの王子様】【立海】

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「うっま！！」


「売り物みたいだな…！」


「とても優しい味がしますね。」


「Aの作る菓子は格別じゃ。」


「砂糖を30%カットすることで糖分の吸収を抑え、
……これはてんさい糖か？
てんさい糖はカリウムやカルシウムが含まれ
とても体に良い。それを考慮して作るとは流石だ。」


『よ……よく分かったね。もはや怖いわ。』





柳の冷静な解説に若干引くA。

だって言われたら怖いよね。





「Aのお菓子ならいくらでも食べられるね。」


「ああ。とても美味い。」


「A先輩の作ったお菓子が食べられるなんて……
レギュラーになって良かったっス！」


『大げさだよ……なんか恥ずかしくなってきた。』





Aは苦笑いしながらクッキーをつまむ。





『甘いもの食べると辛いもの食べたくならない？』


「しょっぱいものじゃなくてか？」


『辛いもの。』


「それ思うの青学の不二くらいじゃない？」





Aは甘党でもあり辛党でもあるらしい。

たまに激辛ラーメン食べてるのを目撃されてる。





「……無くなっちゃったよぃ。」


「……ピヨ。」


『また今度作ってくるから……』


「赤也の英語の課題も一段落付いたし、
そろそろおいとましようか。」





それぞれが片付けを始め席を立つ。





「それじゃあ蓮二、お邪魔したね。」


「ああ。」


「「『お邪魔しました！』」」





Aは柳に手を振って歩き出す。

そこから各自家に帰るため解散していく。





これもまた、テスト前の休日部活によく見られる

立海中男子テニス部の様子である。

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