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・+続編のお知らせ ページ50

no side




『ッ……』


「何度も言わせるなよ。
…………まぁ、今はそれでも良いだろう。」


『……』




パッと手を離す跡部。
Aは手首を擦りながらそんな跡部を見る。




『……幼馴染じゃダメなの?』


「……俺様に言わせるのか?」


『……いや、何でもない。忘れて。』




Aは目を閉じ首を横に振る。
それから今度は自分から歩き始めた。




「レディ、中庭でお茶でもいかがですか?」


『……ええ、喜んで。』




胸に手を当て頭を下げる跡部。
Aは跡部の気遣いに素直に頷く。




「紅茶で大丈夫か?」


『もちろん。』


「Aの好きな茶菓子を用意させよう。」


『ありがとう。』



今度は優しく握られた手に、
Aは微笑みながら後に続く。



『景吾は私が来るの知ってたの?』


「ああ。だから色々と用意してある。」


『用意……?』




ふと立ち止まった跡部が、
パチンと指を鳴らした。



次の瞬間、物陰からゾロゾロと
跡部グループの人間が姿を現す。




『え?』




皆それぞれ手には、
何やら綺麗に包装された物を持っていた。




「もちろん全部Aへのプレゼントだ。
もし気に入らなければすぐに取り替える。」


『いやいやいや、景吾、ちょっと待ってよ、』


「何だ?」


『こんなに貰えないよ!いくつあるのさ!』


「数えてねぇよ。
片っ端から選んで持ってきた。」


『もう!!
プレゼントは一個づつ交換って言ってるでしょ!』


「それは誕生日とかの話だろ?
これは俺が贈りたくて持って来たから制限は無い。」




にっ、と笑った跡部に
Aは何とも言えない顔をする。



それから椅子に座ったAの周りに
跡部の指示で贈答品がこれでもかと置かれた。





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お話の途中ですが
なんと続編へ移行させて頂きます!!

まさかこの「中学です。」が
続編まで行くとは考えていませんでした。


皆様の応援のお陰です!
本当にありがとうございます!!



最近は更新が異常にスローペースで
申し訳ない限りです。

他の作品も含めのんびり更新していきますので
気長にお待ち頂けたら幸いです。



どうぞ続編でもよろしくお願いします!!

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沙羅(プロフ) - I like chocoさん» コメントありがとうございます!気まぐれ更新ですが頑張りますねー! (2020年3月9日 14時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - お、面白い!続き待ってます! (2020年3月9日 13時) (レス) id: 1b7c1dd1e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年6月13日 23時

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