中学生です。【テニスの王子様】【立海】

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『何だったんだ……(震え声)』





見たことの無い犬山に震えが止まらないA。

通りすがりの人の目が痛かった。





『……高校生って怖！！！』





犬山達とは反対方向へ向かうA。

いつも通りスーパーに行くつもりだ。





「あれ？Aだよぃ。買い物か？」


『丸井！まぁね。丸井は？』





見慣れた赤髪が手を振る。

Aは小走りで丸井の横に並んだ。





「コンビニの新作スイーツを買いに！」


『あぁ……納得。』


「これ、美味そうだろぃ？」


『うん、美味しそう。私も買おうかな！』


「そうしろよぃ！」





楽しそうに笑う丸井に

Aもホッとして笑顔になる。





「……何かあったのか？」


『……高校生って怖いな、と。』←


「！？まさか、また喧嘩を……！！」


『違う違う！』





Aは慌てて今のことを軽く説明する。

丸井は目を丸くして話を聞いていた。





「告白……」


『断ったけどね。』





どこかホッとしたような丸井に

Aは気付かない。





『あ、じゃあ私はここで。お休み丸井。
あんまりお菓子食べ過ぎないようにね？』


「わ、分かってるよぃ！お休み！！」





手を振りAはスーパーの方へ、

丸井は家へと帰って行った。





──────


犬山(１７)




その辺の高校２年生。

元々「犬山派」を率いていた。



猿川率いる「猿川派」と対立し

犬猿の仲よろしく喧嘩を繰り返していた。



大喧嘩真っ最中だったあの日の夜、

通りかかったAが『うるさい』と一蹴。

猿川と犬山はAに頭を下げる。




今の犬山はチャラい系の高校生。

"黒猫"に一目惚れし、Aに好意を寄せるも

告白は出来ず、よく分からない感じで友達になる。




取り巻きもとい弟子の骨川とは幼馴染。

骨川は苦労人である。

某ネコ型ロボットの骨川とは無関係である。

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