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ep.12 ページ12

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「じゃあジンジャーエールで」



Aちゃんが目の前に座っている



「今日仕事お休みだったんだね、ごめんね」



「ちょうど友達と別れた後だったんで全然」



「まさか来てくれるなんて思ってなかったから凄く嬉しい」



「ちょ、大我ぐいぐいだね」


隣でジェシーが笑いながら俺の腕をつつく



「いつも誘って頂いてたのに予定合わなかったので、今日は来れて良かったです」


本当に予定が合わなかったのか、
それとも2人っきりでは会えなかったのか…


今はそんなことどうでもよくて、


いつもと違うプライベートなAちゃんの姿に、
ますます好きが溢れる


こういうワンピース着るんだ…かわいい…



「なんかいつもと雰囲気違うね」



「そ、うですね。仕事の時は地味な格好をするように吉澤さんから言われているので」




Aちゃんが頼んだジンジャーエールが運ばれてきて俺たちはひとまず乾杯をする




「確かにこんな子現場に居たら大変だもんね?」


"すごく可愛いもん"

素直なジェシーにあれよあれよのうちに、
俺が言いたかった言葉を先に言われ




「そんな…嬉しいです。ありがとうございます」



俺に向けて欲しかった表情をジェシーに向けるAちゃん



そんな2人を見てたら、



「今度こそ2人で会いたいんだけど、ダメかな?」



思わずそんな事を口走ってしまい





「えっとー…」



彼女を困らせてしまった。





「周りは気にしなくていい、蘭ちゃんがどうしたいか言ってあげて」


すかさず、フォローをしてくれるジェシーに心底感謝




「…はい、私もぜひ2人きりでも…」





「大我やったじゃん!」


ジェシーは俺の肩を叩くと

"やべ、超きゅんきゅんする"なんて言い出す







「…じゃあ会ってくれる?2人きりで」




「でも大我さんに迷惑だけはかけたくないです」




「何があってもAちゃんのことは守るし、迷惑な事なんて起きないし起こさせないから安心して」




「もうそれ告白じゃん」



ボソッと隣でジェシーが呟く



「ありがとうございます」


やっとその照れた表情、

俺に向けてくれた








「じゃ俺はここで!またね蘭ちゃん」




タクシーに乗り込むと、ジェシーは

気を遣ってくれたのか2人きりにしてくれた





「今日本当に迷惑じゃなかった?」



「いえ、全然。すごく嬉しかったです」



「え本当?」






「…実は、すごく会いたいって思ってました」

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作者名:Mey | 作成日時:2020年9月4日 22時

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