あいつに彼氏が出来た？全 員 集 合 。【呪術廻戦／逆ハー】

お前ら、全員集合。23 ページ23

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「私なら猿よりももっと、君を愛せる自信がある」

『あの、げ、夏油さ』

「どうだい、私に乗り換えてみるというのは」







夏油さんの細い指がからかうように私の頬をゆっくりと撫で、そしてその指はゆっくりと降りていき‥‥私の唇に到達する。

？？？え？これ距離どうなってる？？







「君を、幸せにすると誓おう」






そう言って妖艶にゆったりと笑う夏油さんが、これ以上に無い程せ、セクシー‥‥で夏油さん以外を見れなくなる。唇に夏油さんの指の感触が、えっあっえっちょっっっ。

う‥‥動けないんですが夏油さんの指食べちゃいそうで！！いや決してエ◯い意味ではなく本当に、こっ呼吸すら出来ない‥‥！！






「えー夏油ばっかりずるーい。俺も俺も！」

『えっあっちょっぐぇ“““ッッ』





夏油さんの方に向けられていた私の首を思いっきり真人さんによって方向転換されて、私の首が変な方向に曲がった。

真人さんいや容赦無いですね？？これっ、こっ、自分が体験したことのない角度に首曲がってんですけど私ほんとに今生きてますか？？





「俺、好き？とかいう感情あんまり分かんなかったけど。Aのこと考えるとここがぎゅーってなるし、会いたいなぁっていつも思うし、Aのこと見てると食べちゃいたくなるんだよね。これが人を好きってことでしょ？」

『た、食べたく‥‥なる‥‥？？』







それって比喩的な意味ですよね？







「俺、Aが欲しい」







ひ‥‥‥ひぇぇ‥‥‥。

こんなイケメンに両側から口説かれたら揺らぎざるを得ないじゃないですか‥‥ていうか真人さんみたいにこんなに真っ直ぐに思い伝えられることなんて無いから正直めちゃくちゃきゅんと来ちゃったごめん田中さん‥‥‥。






『ちょ、二人とも落ち着い』






その瞬間、私の言葉を遮るが如く鳴るスマホ。

もうこんな時に何なんだよクソがと思いつつも『ちょっとお二人ともすみません』と断りを入れて渋々スマホをタップすれば、五条先生からのメッセージだった。

えーとなになに‥‥‥‥‥‥＿＿＿＿＿＿＿＿＿。






『クソが！！！！！』

「「え？」」

『すみません急用の任務入りました。プリン申し訳無いんですけどお二人でどうぞお食べ下さい。ほんとごめんなさいまたの機会にぜひ誘って下さい。では！！！！』

「「‥‥」」








五条先生のばーかばーか！！！！！








(逃げられちゃったね)

(‥‥悟か‥‥)

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