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ーAside
A「…あ、慎くんだ。」
最近、慎くんをテレビで見る機会が増えた。
今度映画にも出るらしい。
…もう、私には関係ないのに。
悠莉「──────でさ。
…って、シノ聞いてる?」
A「え?あ、ごめん。なんだっけ?」
悠莉「だから、今度のプチ旅行の話!
あんたが言ったんでしょ、今度の連休氷月と3人で旅行行こうって。」
A「あ、ごめん。」
悠莉「何、慎くんのこと?」
A「な…っ。」
悠莉「分かりやすっ!
振らなきゃよかったとか思ってる?」
A「…思ってない。」
悠莉「ほんとに?」
A「ほんとだってば。
そもそも芸能人だよ?
住む世界が違うって。」
悠莉「私はお似合いだと思うけどなぁ。」
A「何言ってんの。
芸能界には私なんかより若くて可愛くてスタイルいい子いっぱいいるでしょ。」
悠莉「えー、でもさ、そんな世界にいて、シノのことずっと好きでいてくれたんでしょ?」
A「そうだけどさ…。」
悠莉「私だったら付き合うけどなぁ。」
A「人妻が何言ってんのよ… 。」
呆れたように言うと、吹き出す悠莉。
悠莉「バカ、結婚してなかったらの話に決まってるでしょ。
不倫なんかする訳ないわよ。」
A「知ってる。」
そう答えてコーヒーを啜った。
今の状況には割と満足している。
毎月いくらか貯金できるくらいの稼ぎはあるし、友達もいる。
仕事も楽しい。
他に望むことなんかない。
──────はずなのに。
どうして、こんなにも頭の中を慎くんが占めているのだろう。
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Nayuu(プロフ) - おおおおお (2020年10月8日 2時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» あっ、そういうことですか。この後慎くん頑張りますよー(ネタバレすんな) (2020年10月2日 9時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - えっとね、慎くんはどうするんだろうって 本当は違うこと書こうとしてたのに忘れた (2020年10月2日 3時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» 何がですか? (2020年10月1日 17時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - どうしよう (2020年10月1日 10時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時:2020年1月17日 18時