検索窓
今日:14 hit、昨日:8 hit、合計:125,111 hit

15 ページ15

ーAside

悠莉「…ノ。シノっ!」



悠莉の声に、私は我に返った。



悠莉「何ぼーっとしてんの?
もう皆帰ったよ。」

A「わ、本当だ。」

悠莉「帰るよ。」



悠莉の言葉に私は頷いた。



悠莉「どうしたの?
シノがぼんやりしてるなんて珍しいね。」

A「あー…。」

悠莉「?」

A「いや、実はさ…。」

悠莉「待った、それ慎くんの話?」

A「…うん。」

悠莉「じゃあご飯行こう。
食べながら聞いてあげる。
ついでに氷月も呼ぶけど、いいよね?」

A「ダメって言ったら?」

悠莉「それでも呼ぶけど。」

A「ですよねー。」



悠莉が氷月に連絡する。



悠莉「いつもの所でいい?」

A「…ん、いいよ。」



私は頷いて帰る用意を始めた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





いつもの居酒屋で興味を隠そうともしない2人に見つめられる。



氷月「で、何があったんですか?」



私は観念して慎くんに1ヶ月だけ時間をあげることになったことを話した。



悠莉「ていうか、もう付き合っちゃいなよ。」

A「はぁ?あんた何言ってんの。」

氷月「私も賛成です!」

A「氷月まで…。
なんでそんなに私と慎くんをくっつけたいのよ。」

悠莉、氷月「面白そうだから。」



こいつら…!



悠莉「ていうかさ、可能性は無い訳?」

A「可能性?」

氷月「慎くんを好きになる可能性ですよ、シノさん。」

A「…無い。」

氷月「即答しなかったってことは少しはあるってことですね。」

A「なんでそうなる!?」

悠莉「でもあんたそろそろ結婚考えないの?」

A「余計なお世話!」

氷月「でも悠莉さんの言う通りですよ。
シノさん、美人なのに残念だから…。」

A「残念って言うな!」

悠莉「いいじゃん、格好よくて優しくてシノにベタ惚れ、おまけにえ っちも上手い。
優良物件過ぎてこれ逃したらあんた一生結婚出来ないわよ。」

A「あんたね…!」

悠莉「身体の相性って大事よ?」

A「そういうことじゃないっ!」

氷月「まあでも、私は慎くんを応援しますね。」

悠莉「私も。」



私の味方はいないのか。

私は大きな溜息を吐いた。

16→←14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (154 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
856人がお気に入り
設定タグ:長谷川慎 , THERAMPAGE , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Nayuu(プロフ) - おおおおお (2020年10月8日 2時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» あっ、そういうことですか。この後慎くん頑張りますよー(ネタバレすんな) (2020年10月2日 9時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - えっとね、慎くんはどうするんだろうって 本当は違うこと書こうとしてたのに忘れた (2020年10月2日 3時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» 何がですか? (2020年10月1日 17時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - どうしよう (2020年10月1日 10時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu  
作成日時:2020年1月17日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。