13 ページ13
ｰ秋夜side
8時5分前、指定したカフェで本を読んでいると後ろから声を掛けられた。
A「秋夜。」
秋夜「お疲れ、姉貴。仕事帰り？」
A「うん。秋夜は？
ちゃんと勉強してるの？」
秋夜「してるよ。」
A「ていうかさ。」
姉貴が笑顔を浮かべる。
弟の俺から見ても、姉貴は美人だと思う。
その姉貴が目が笑っていない笑顔を浮かべている。
俺は命の危険を感じた。
秋夜「な、何？」
A「慎くんに私の連絡先教えたでしょ。」
秋夜「…すみません。」
なんなら今日も慎に頼まれました。
A「…はぁ。」
秋夜「…てか、なんで慎はダメなの？」
A「ダメって訳じゃないけど…。」
秋夜「けど？」
A「…8つ下よ？無いでしょ。」
秋夜「…。」
そのとき、俺は慎が店に入ってくるのに気付いた。
真っ直ぐこっちへ向かって来る。
慎「…Aさん。」
姉貴が顔を上げる。
A「なっ、慎くん!?
秋夜、あんた…！」
秋夜「ごめん、姉貴。」
A「…帰る！」
椅子を蹴るように立ち上がった姉貴の腕を慎が掴む。
慎「待って。」
A「…何？」
慎「座って、Aさん。」
A「離して。」
慎「…ちゃんと話したい。」
A「話すことなんか何も無いよ。」
慎「あります。
座って、俺の話聞いてください。
…Aさん、お願い。」
A「…。」
姉貴が椅子に座る。
それと同時に俺は立ち上がった。
秋夜「じゃ、俺帰るね。」
A「は!?」
慎「あ、秋夜。」
秋夜「ん？」
慎「ありがと。」
秋夜「どういたしまして。」
俺は2人に手を振って店を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 856人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nayuu(プロフ) - おおおおお (2020年10月8日 2時) (
レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» あっ、そういうことですか。この後慎くん頑張りますよー(ネタバレすんな) (2020年10月2日 9時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - えっとね、慎くんはどうするんだろうって 本当は違うこと書こうとしてたのに忘れた (2020年10月2日 3時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» 何がですか？ (2020年10月1日 17時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - どうしよう (2020年10月1日 10時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2020年1月17日 18時
