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丈「ここ、３人のアーティキュレーション揃えたほうがええと思うねん。Aさんのはブツっと切れてるから。音のリリースまで意識して。」
『はい！』
恭「……」
今日は合奏がない日なので、テナサクの恭平先輩とセクション練習中。
恭平先輩はさっきから何か言いたそうにしている。
丈「じゃ、今日はここまでやな。片づけて音楽室戻ろ。」
『はい』
恭「なあ、Aちゃん」
藤原先輩とわたしが片づけをしていると、恭平先輩がこそこそっと声をかけてきた。
『なんですか？』
恭「丈くんいつもあんな感じ？」
恭平先輩が指差す方を見る。
藤原先輩はこちらを一度も見ることはない。
『まあ、そうですね…』
恭「マジ？なんか空気重たない？」
『んー…もう、慣れました』
最初は気にしていたけど、中学の頃みたいにいじめられているわけではない。
むしろ、先輩はいつもわたしや周りの音を聞いていて、的確にはっきりアドバイスをくれるから、言葉が少なくても信頼できる。
『こういう感じが、わたしたちには合うてるんやと思います』
丈「おーい、行くでー」
藤原先輩が教室の入口でわたしたちを呼ぶ。
楽器と荷物を持って、３人で教室を出る。
恭平先輩は腑に落ちない様子だった。
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雪(プロフ) - レモネードさん» レモネードさん！コメントありがとうございます…！そんなふうに仰っていただけて嬉しいです♪吹部に所属されてるんですね！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ります◎ (2022年11月17日 21時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - めちゃめちゃ面白くって、スクロールする手が止まりませんでした！！私も吹部に所属しているのでこういう設定はとても嬉しいです！更新楽しみにしています！ (2022年11月17日 21時) (レス) @page46 id: 2a81c5c52d (このIDを非表示/違反報告)
米山瑞稀 - なにわ男子 (2022年11月17日 20時) (レス) @page1 id: d103d0e008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月15日 14時
