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各パートがぞろぞろと音楽室に集まってくる。
椅子を半円形に並べ、各自の席に座る。
ユーフォはひな壇の下段。
藤原先輩の隣の椅子に座ると、楽譜を渡された。
『え…わたしは…』
丈「さっきは見るだけでええって言うたけど、やりたかったら自由に参加してええで。」
『……わかりました』
大「全員揃ったので、合奏始めますー。まず、チューニングからー」
指揮台の上に立つ西畑先輩の合図とともに、全員一斉にB♭の音を出して合わせていく。
その後全体で基礎練を行った。
大「じゃあ１回通しでやってみよか。それから細かいところ見ていく感じでー」
「「はい！」」
西畑先輩の指揮で、合奏が始まった。
大編成の学校に比べると迫力は欠けるかもしれないが、まとまりのある音というか、互いの音を聞き合う心のゆとりを感じた。
わたしはただただ、貰った楽譜と周りの人を見ていた。
大「はい、オッケー。トロンボーン良くなったやん。めっちゃ練習してたもんな」
「ありがとうございます！」
ボーンの人が褒められると、「かっこよかったよー！」「最高！」と声が上がり、ちらほら拍手が起こった。
大「あとは、まだちょっともったりしてる感じあるかなー。スウィング・ジャズやし、もっとスウィングできるとええかなあ。掴めんかったら音源聞いて参考にしてみて。」
「はい！」
大「あとは、低音がもっと聞こえてきて欲しい。全体的に。」
「はい！」
大「じゃあ、気になるところ抜いていくわ。まずダイヤモンドのDからー…」
こんなにも、和気藹々とした合奏は初めてだった。
誰かがミスしても誰も責めんくて、前より上手くできるようになってたら褒め合う。
なんて良い雰囲気なんやろう。
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雪(プロフ) - レモネードさん» レモネードさん！コメントありがとうございます…！そんなふうに仰っていただけて嬉しいです♪吹部に所属されてるんですね！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ります◎ (2022年11月17日 21時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - めちゃめちゃ面白くって、スクロールする手が止まりませんでした！！私も吹部に所属しているのでこういう設定はとても嬉しいです！更新楽しみにしています！ (2022年11月17日 21時) (レス) @page46 id: 2a81c5c52d (このIDを非表示/違反報告)
米山瑞稀 - なにわ男子 (2022年11月17日 20時) (レス) @page1 id: d103d0e008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月15日 14時
