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「やっぱりあいつらって付き合ってんのかな」

「え、付き合ってねーの?」



少し離れた場所から聞こえてくる会話。

そいつらの視線の先はAと平野だった。



「ミンとこの前ドックカフェ行ったんだけどさ」

「そうなの?お利口にできてた?」

「それが全くで、今後が心配なんだよね」



わざと椅子を大きめに鳴らして立ち上がった俺は

真っ直ぐAの席へと向かった。



「A、次移動教室」

「あ、そうだった。紫耀ごめんもう行かないと」

「分かった」



手を振るAに同じく手を振り返した平野は

去り際一瞬だけ俺を見た。ちっ、未だにA狙いかよ。



「今日宿題なかったよね?」

「おん、ないない」



Aが教科書とノートをまとめている。

俺が待っているからかちょっと慌ててんのが可愛い。

そんなことを思いながら密かにデレていると

どこからか現れたバスケ部のやつらが絡んできた。



「岸達さ、幼馴染みだからって仲良すぎじゃね?(笑)」

「お前らに関係ねーだろ」

「いいのかよ、月城は」



そっか、まだ俺らが付き合ってること

いわげんと平野しか知らないんだったな。

そりゃこんな風にみんな言うわけだ。



「俺、今はAと‥‥」

「そうだよね!いくら幼馴染みでも恋人の邪魔しちゃまずいよね」



俺と一切目を合わせようとしないAは

自分勝手に言うだけ言ってひとりで教室を出て行った。

なんだろう、このモヤッと感。

Aはなんで俺たちの関係を隠そうとするんだ?


廊下に出ると、
さっき別れたはずの平野と並んで歩くAがいて

俺は堪えきれず、カッとなってしまった。



「A!ちょっと待てよ!」

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設定タグ:岸優太 , 岩橋玄樹 , 平野紫耀   
作品ジャンル:恋愛
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みょん氏(プロフ) - さささん» スレ違いからのラブラブ!&廉くんですね!考えてみます。リクエスト本当に助かりました!ありがとうございます! (2019年10月22日 18時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» コメントありがとうございます!デートさせてみますね。本当に助かりました! (2019年10月22日 18時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
ささ(プロフ) - こんにちは。やっと両思いになりましたね♪二人のイチャイチャ話が良いです。個人的にはスレ違いからのラブラブが大好きなので、新たなライバル廉くん登場!?とかも好きです。 (2019年10月22日 16時) (レス) id: bafeb54348 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - 二人がデートに出かけるお話が見たいです! (2019年10月22日 7時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - やっと結ばれましたね!二人のお付き合い編、どんな二人が見れるのか楽しみにしています! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年10月12日 2時

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