ウチの紅一点、ヤバいんです。【BTS】

47.家族 ページ47

〜Ange side〜

今日は、コンサートに私の家族が来る。


もちろん私の輝いてる姿を見に来てくれるのは嬉しい。

嬉しいんだけどさ？


…ウチの家族、クセが強いのよ。


よく私もクセが強いって言われるけど、家族ほどではないと思う。

…多分。


まあ今はそれはどうでもよくて、メンバーに私の家族を見られるということが大問題なんだ。

いや、別にいいよ？

今まで一度も私の家族とメンバーが対面したことなかったし、お互い挨拶もしなきゃいけないだろうし。


…でもさ、よく考えてみろよ。

私の家庭が変人一家だとメンバーに知られたら…！


…まあ、私が普段暴走してるからメンバーも私の家族が変人だなんてわかってるか。


コンサート中、家族がいるらしい席の方を見てみると、すぐにわかった。

いやそれは、家族だから、とかじゃなくて。


めちゃくちゃ目立ってた。


いやまず、還暦を超えたまあまあなジジババがコンサートであんな騒いでたら自然と目につくし。


まず、お父さんはペンライトと私のうちわを振り回して叫んでる。

しかも、なんか頭についてるし。

何あれ。


お母さんもペンライトと私のうちわを振り回して大声で掛け声を叫んでて、こちらも頭によくわからないものをつけている。


お姉ちゃんは、普通に防弾少年団のファンらしく、ペンライトとテヒョンイオッパのうちわを振り回してる。

いやまあ、これは普通っちゃ普通かな。

防弾少年団のファンなんて若い女性ばっかりだし。

…てか、オッパ達より私を応援して？


弟は、私のスローガンとペンライトを持って、興味無さそうにしてる。

…あんた、姉がこんな世界的アイドルだなんて、滅多にないことなんだからね？


とまあ、家族というよりは私の両親がクセが強い感じだったけど、後で楽屋に来てもらったら。


ママ「あら！あなたイケメンじゃないの〜、なんて名前なの？」(日本語)

JK「え、えっと…なんて…？」


パパ「お前ら！ウチのAにやましいことはしていないだろうな？」


シスター「テ…テテが…いる…イケメン…テテだ…」

TH「僕のペンですか？」

シスター「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！」

TH「う、うるさ…」


ブラザー「あぁ…これ以上失態を晒さないでくれ…」


1番まともなのはマイブラザーのようです。




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