ウチの紅一点、ヤバいんです。【BTS】

11.悪女 ページ11

〜Ange side〜

ヨジャ「なんでアンタなんかがバンタンの中にいられるのよ！」

『え？いやー、そう言われましても…事務所が決めましたもんですから…』


…どうしてこうなっているのでしょうか。

なぜか私は女子トイレの入り口で出会った名前も知らないヨジャアイドルに詰め寄られています。


こっちは早く楽屋に戻ってTWICEのV LIVEを見なきゃいけないんだよー。

さっさと話終わらせてくれよー。

私の愛しのジヒョちゃんが待ってるんだよー(Aはジヒョペン)。


ヨジャ「アンタなんか…！」

おお、お顔が怖いですよお嬢さん。

ところでそのおてては何なのでしょうか？

もしかして、いやもしかしなくても私を殴ろうとしてるのかな？ん？


と、丁度そこへ。

「ヌナ？」

その声に後ろを振り向くと、まあなんともガタイの良いうさぎさんが。

『おーぐったん。そんな所でなーにをしているんだい？』

JK「え？いや普通にトイレ行ってただけですけど。てかヌナこそ何してるんですか？」

『えっとねー、今なんかこの女の子にいじm
「あの、防弾少年団のジョングクさんですよね？はじめまして、PINKmonsterのユナです♡」

私の話を遮るなぁ"ぁ"ぁ"ぁ"！！

てかさっきまでの態度はどこ行った！？

お前さっきまでめちゃくちゃ私に暴言吐いてきたじゃないの。

てかなんだPINKmonsterって。

うちの防弾少年団もなかなかだけど、PINKmonsterはダサいぜお宅の社長さん。

JK「あ、あぁ、どうも…」

ほらぐったんも引いてるじゃないの！

ヨジャ「あの、私、昔からジョングクさんの大ファンで…」

…愛の告白中に悪いけど、私はそこまで優しくないんだユナちゃん！

ごめんね！

『ジョングガ！行こう！この女さっき私に悪口言ってきたの！そんな女の相手しなくていいから！』

JK「え？」

私は無理矢理ジョングクの腕を引っ張って楽屋に戻った。

途中で振り返ると、あのヨジャドルが絶望的な顔をしながらこっちを見て呆然と立っていた(的確)。

私は勝ち誇った顔をしながら彼女に手を振っておいた。


…私って相当性格悪いな。




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