廻った世界で月を探す【ONEPIECE】【呪術廻戦】

＃ ページ11

．
「＿＿ところで、ヴァナータ」

『？』




不意にイワンコフさんの奇抜なメイクの施された顔が向けられ、私は首を傾げる。

視線が私のある一点に注がれ、反射的に喉を抑えた。




「その傷、船に乗る前はなかったわよね？」

『…まあ』

「…どうせクロコボーイでしょう？

全く、大して気にしていないようだからいいッチャブルけど…傷跡が残ったらどうするのかしら」




どうやらクロコダイルさんと一悶着あったのはお見通しだったようで、ため息と共にルフィ達が未だ騒いでいる場所へ向かって行ってしまったイワンコフさんの後ろ姿を眺める。


あの格好だから、もっとちゃらんぽらんな人を想像していたが、革命軍を名乗るだけあって想像以上に人をよく見ている。

心強いと思いつつも、敵に回せば厄介だろう。

ここにいる全員がもれなくそうではあるのだが、この組織は、特に。




「よぉーし、ほんじゃあ行くぞー…」

『え、嘘、もうやるの？』

「せーの＿＿っ！！」

「「「ぎゃあああ？！！！」」」





「ああーー！！！逆ぅーーーー？！！」





こうして、現在に至る＿＿

鰐とてオカマには勝てぬ→←オカマに気をつけて。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す