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〜吉良〜
な……何だったんだ今の会話
Aさんと岸辺露伴が付き合う?
そんなこと許されていいわけがない
初めて見たときから欲しいと思った
この吉良吉影
望んだものが手に入らなかったことなどただの一度もない
君はわたしのモノにならなければいけない
出会ったときからそう決まっている
そそのかされたか、脅されているか
後者だ!!
賢いAさんなら命の危機を感じたら従うしかない
どうにか救ってやらねば
Aさんを幸せに出来るのはわたしだけ
後をつけて、Aさんが1人になった瞬間に騒がれないようハンカチで口を塞いで車に連れ込んだ
「き、吉良さん?」
吉良「もう大丈夫だよ。わたしが助けてあげるからね」
状況が飲み込めないAさんは助手席で借りてきた猫のように大人しかった
足のつかないわたし達の家まで急いだ
一刻も早くAさんを安心させてあげないと
あんなゴミクズのような連中は何をするか分かったもんじゃない
「ここ、は……」
吉良「車を車庫に入れてくるから待ってて」
今日からAさんと同棲
Aさんの私物は少ないが次の休みにでも一緒に買いに行けばいい
吉良「お待たせ。さ、入って」
「ま、待って…!どういう……え、もしかして吉良さんは……川尻浩作さん、ですか……?」
吉良「はは…そうだよ!やっぱりわたし達は相思相愛だったようだね」
外に出ようとするAさんの腕を引っ張り玄関に投げ飛ばした
待ちわびたAさんの指をしゃぶると身体は素直に反応して、ソレを押し当てた
吉良「こうするのが夢だったんだ」
もう一つの手で頬ずりしてると耳を疑うようなことを呟いた
「早く…早く戻って……!!」
戻る?
まさか過去に戻れるのか?
だとしても!戻ってどうなる
結ばれる運命にしかないというのに
怒りからつい指を噛んでしまった
口の中には血の味が広がるもお構いなしに音を立てながら舐めてるとAさんは泣いてしまった
「嫌っ……どうして……。お願いだから早く戻ってよ」
吉良「もしかして“時間逆行”のことを言っているのかな?」
「何で吉良さんがそれを……?」
吉良「それはもちろん調べたからだよ」
わたしの父がね
人間ではないからこそ、人の話しに聞き耳を立て、立ち入ることを許されない部屋にも入り込むことができる
正真正銘、魔女の血を引き、人間を超えた力であらゆる局面を変える
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まゆ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!ようやく完結の目処が立ってきたので、このまま一気にゴール……出来たらいいなと思ってます(><) (2022年10月10日 19時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品面白くてつい一気読みしちゃいました!更新頑張ってください🔥楽しみに待ってます! (2022年10月10日 12時) (レス) @page18 id: 2a8d4606f0 (このIDを非表示/違反報告)
chiotea(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2022年3月20日 1時) (レス) id: 41baf9785a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - おさばさん» コメントありがとうございます!!最近は更新ができなくて申し訳ないです(><) (2021年2月22日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
おさば(プロフ) - 初コメ失礼します!すっごい面白いです…!!更新楽しみに待ちます!無理はなさらず…! (2021年2月22日 1時) (レス) id: 1de1f7238a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2018年7月7日 22時