4人のスタンド使いに惚れられた女の子 第3部

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〜A〜



目が覚めて、とりあえず現状をまとめて話してくれた


邪神……



何それ。初めて聞いた



私の身に降りかかっていた数々の不可解なことは全て、邪神様とやらが仕組んだこと



私の魂が無垢、ねぇ


にわかには信じられないけど、私が狙われたってことは、そうなんだよね



黒陽がなくなったと分かってすぐ、お母さんは私の身を案じて杜王町まで来てくれた



お母さんは私のことが嫌いなのだと思っていた



だから私のために来てくれたことが、どうしようもなく嬉しい




眠っているだけだったのに、やけに体が硬直してる


手を握ったり開いたりして感覚を取り戻してると、不意に私より大きな手に包み込まれた



動きを止めて、しばらくその人の顔を見つめた


｢…………………………っっっ！！！////｣


もしかしなくても私、とんでもなく恥ずかしいことを言った(した)のでは！？


｢こ、この度はご心配をおかけしました！！見ての通り、元気になりましたので、あの……｣


さっきの言葉をなかったことにしようと必死な私を、寂しげな笑みを浮かべながら見る割に何も言わない



観念してもう一度、改めて｢好き｣と言えば嬉しそうに、照れたように、微笑んだ



いつから私は彼が好きだったかなんて、分からない



そんな難しいことじゃない



ただ、好きで、それを自覚してしまった

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