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〜吉良〜



吉良「もう二度と、他の男を呼べないようにしないとね」


口の中に下着を詰め込み、ネクタイで手を縛った


承太郎がここに来れないようにするにはAさんにその名前を呼ばせないようにすればいい


声が聞けないのは残念だが、それも仕方がない



身体の関係があれば、わたしはもっと無敵になれる



力で抑え付けるのは不本意



それも全てわたしの愛故のことだときっと理解してくれるだろう


たっぷり時間をかけてわたしの愛を伝え、身体に刻み込んだ



人間性も、こっちの相性も、最高じゃあないか


吉良「どうだい。良かっただろう?このままわたしと一緒になろうね。わたしはAさんの全てを受け入れるつもりだ」


「い、嫌。許して……なん、こんなこと……」


吉良「許す?何を勘違いしているんだい?わたしは君を愛しているんだ」


流れる涙を舐め取っても、どんどん溢れる


吉良「泣かないでくれAさん。わたしは君の笑顔が好きなんだ。だから笑って。ほら早く」


「やだぁ。も、やめて。お願い、だから」


吉良「Aさん。……A。わたしの言葉が理解出来ないわけじゃあないんだろ?」


時間逆行をさせないために常に血を摂取する


なかったことにするものか



この特別な時間を


吉良「それと呼び方も。吉影、と名前で呼んでくれるかな?」


「な、なま、え…?」


吉良「そ。わたし達は家族になるんだ。Aも吉良の名字に変わるから慣れておかないと」


「か、変わる?どういう……?」


吉良「つまりね。結婚するってことだよ」


「本当に言っている意味が」


吉良「だから!!わたし達は夫婦になるんだ!!」


つい怒鳴ってしまった


Aは怯えてしまっている


吉良「ごめんね。そんなに怖がらないで」


平穏な日々を望み、一番には固執しないこのわたしが、Aの一番になりたい


争いなど好まない性格だが、Aのためならばわたしは何でも出来る


「じょ、た…ろう……さん」


吉良「あの男はもう来れない。わたしが許可しないからね」


Aの拒絶の力はわたしが使える


地下に眠るソレは長い間、日の目を見てこなかった



秘石 黒陽



身に付けた者にだけ魔女の力が多少ではあるが反映される


その力は“拒絶”と決まっているが、わたしからしてみれば最高だ


邪魔者を排除出来るのだから


それどころか始末するのも難しくはない


その事をAに説明すれば、わたしから離れたいとは思わないはず

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設定タグ:空条承太郎 , 吉良吉影 , 岸辺露伴   
作品ジャンル:アニメ
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まゆ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!ようやく完結の目処が立ってきたので、このまま一気にゴール……出来たらいいなと思ってます(><) (2022年10月10日 19時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品面白くてつい一気読みしちゃいました!更新頑張ってください🔥楽しみに待ってます! (2022年10月10日 12時) (レス) @page18 id: 2a8d4606f0 (このIDを非表示/違反報告)
chiotea(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2022年3月20日 1時) (レス) id: 41baf9785a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - おさばさん» コメントありがとうございます!!最近は更新ができなくて申し訳ないです(><) (2021年2月22日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
おさば(プロフ) - 初コメ失礼します!すっごい面白いです…!!更新楽しみに待ちます!無理はなさらず…! (2021年2月22日 1時) (レス) id: 1de1f7238a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2018年7月7日 22時

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