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『お邪魔しまーす』


「どーぞどーぞ」



隣合ってるベランダに移り、無一郎の部屋に足を入れる。



『うわぁ』


「何」


『いや、なんにもないなって』



無一郎ってミニマリストだったんだ、意外。



『無一郎、玉露飲みたい』


「麦茶ね」


『私さっき寒い外に出てたんだけど』


「ベランダからベランダに移動するまでの一瞬じゃん」


『女の子は冷えるの』



しかもこの部屋も寒い、外とあんま気温変わんないんじゃないかってレベル。



「ていうかこの部屋僕の部屋じゃないよ」


『え』


「僕の部屋は隣、こんな寒くてなんもないところで玉露飲むのも微妙でしょ」


『あ、ほんとだ。この部屋ベッドない』


「今気づいたの……」



よく考えたらこのカーペットもない部屋が無一郎の部屋って普通にないわ、寒さで頭やられてた。



「なんか最近やばくない?大根だけのご飯作ったり、よくわかんない勘違いしたり」


『……そうかも。この部屋見た時、無一郎の無は、無駄を嫌うの無なんだろうなって思ったし』


「Aも最近ボケてるよね」


『「も」ってことは自分がボケてることは自覚してるんだ』




無一郎が変な行動し始めたから影響受けて私もボケたのか、そう思うと微妙。




「ちなみに、兄さんの有一郎の有は?」


『………有機食品を好むの有?』


「……絶対ボケてる」



この前スーパーで有一郎に会った時、カゴに入ってたの全部有機食品だったから、それしか思いつかなかった。割と当たってると思う。



「僕の部屋行くよ。もうお布団も敷いてあるし、アイスもあるから」


『え、アイス?やった』



味噌の味しかしない夕飯を食べた後に凄い救世主だわアイス。


あ、でも



『そこまで準備してるって、完全に家に呼ぶ気満々だったんだ』


「はい、ここ僕の部屋。先に入ってて、アイス取ってくる」


『あ、私抹茶味がいいー』

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陽葵(プロフ) - 主さん〜この作品プリ小説というアプリの方でパクられてます〜 (2022年12月6日 19時) (レス) id: 4fccf8109e (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - AYAさん» ありかがとうございます!神になりたいです! (2021年10月5日 19時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - 凄い面白かったです! 神ですか? (2021年10月5日 13時) (レス) @page50 id: 23da1d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - ただ、書きたいという心持ちだけはあるので、いつか投稿した時に読んでくださると幸いです。コメントありがとうございました! (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - 読んで下さってありがとうございました!前世の話は、実はあまり考えて無いんですが、出来れば書きたいな、と思ってます...ただ、この作品もネタ切れに苦しみながら何とか書ききったので、すぐに書く、というのは難しいと思います、本当に申し訳ないです。 (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年2月24日 7時

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