"俺が君を見つけ出す"【SARVAMP】

prologue5 ページ6

吊戯side
俺にだけタメ口で話すってなんか特別みたいで嬉しいな〜なんて考えているうちに教室に戻って来た
もう外は真っ暗だ

「もう遅いから送っていくね！」

『ありがと！』

そう言って微笑んだ君が可愛くて、眩しくて。
胸がキュッとなった。

この気持ちは…？

そんなことを気にしつつ…

「帰ろっか！」

『うん！』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そういえばAは何処に住んでるんだろ…？

「ねーねー、Aって何処に住んでるの？」

『………マ、マンション…？』

「何処の？」

『えーっと…そこを曲がって、大通りに沿ってまっすぐ行ったところ………かな？』

C3の本部と同じ場所…？
そんなことを言えるはずもなく、


「へー、そうなんだ！」
とだけ言っておく


まさかAがC3！なんてね。
それだったら、俺、絶対に見たことあるはずだし！

そんなはず無いか！









Aside

家を聞かれるなんて思ってもいなかった
とりあえず、マンションとだけ言っておこう。
間違っては無いし！



・・・・・・・・・・・・・・


何処のマンションかまでも聞かれた。
いや、送ってくれるなら当然だけど流石にまずいといいますか………
あ、でも…あのマンションに人が住んでるところ見たことあるかもしれない…！
そう思ってマンションの場所を教えると
吊「へー、そうなんだ！」
と返ってきた。お、意外と大丈夫だったのかもしれない。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・




私の家は実はC3の本部です。なんて言えるはず無い。



気がつくとマンションに着いていた。
吊戯もこのマンションに住んでいるらしく、エレベーターのところで別れた。









………ん？
このマンションに住んでいる…？
まさか…ね。




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