怪獣パジャマ ページ31
百瀬おっはよ〜ん!(^▽^お互い昼から仕事だしさ、1時間半位買い物デートしよ!
A決定なのねwいいよ。何時にどこ?
百瀬9時半に迎えに行く!!ε≡≡ヘ( ´Д`
そんな感じで来た大きめなドン○。
百の家に行くバージョンの変装をして、百もカツラを被ってる。
「三月と一織さ、なんも持ってきてないけど制服と教科書届けてくれるついでに壮五が下着とか服を持ってきてくれて。でもちょっと足りなさそうなんだよな〜」
『洗濯すれば足りるんじゃない?百、すぐ溜めるから分からないだろうけど。』
歯磨き粉とかブラシとか必要そうな物を次々カゴに入れていく。
「1週間分位いらない?」
『しばらく3人暮らしなんでしょ?そんなにいらないよ。みっちゃん達は毎日洗濯してるんだから。』
「毎日!?」
『7人で暮らしてるんだし当たり前だよ。2回か3回まわすんじゃない?洗濯機。・・・百のお母さんだって、毎日やってたでしょ?』
百が、そういや、やってたかもーって言いながら、会計を済ませた。
エスカレーターで下に行くと、百の目が輝いた。
こっちこっちと言いながら手を引かれる。
【ああ、こっちが本来の目的か・・・・・・】
売り場に着ぐるみタイプのパジャマがたくさん並んでいる。
ハロウィンでもないのに、こんなにある。
百の体の外に、ウキウキって文字が見えるようだわ。
「ねえ、どれがいいかな?」
【百がかわいい・・・】
私を振り返った百の、眼鏡の奥が、すんごい笑顔。
『いおりんは絶対嫌がるでしょ?』
「着て貰う!うーん・・・Aも選んで〜!」
何選ぶか知ってるのに。
あ、でも怪獣って言っても何種類かあるな。
ジーッと見ていると、百が隣に立った。
「怪獣?」
『うん?』
見上げると、適当なのか気に入ったのか分からないけど、2つ取って「行こ!」と言われた。
決めるの早!!
それからお菓子とかも買う。
『あ、ろっぷちゃん。これも買う。』
「あれ?A、ろっぷちゃん好きだっけ?」
『すんごい好きではないけど。まあ普通に好き。』
「こんなに買うの?」
私の手の中に1セットの食玩。6個入り。
だって、新商品って書いてたんだもん。
絶対いおりん喜ぶよね。
レジに並んで、私が買うって言ってるのに百がお金出そうとして『これは私が勝手に買うんだからいいの!』と言って、私が買うことに成功した。
「ぶー!」
フッと笑って百の膨らんだ頬をツンとつつくと、百が笑った。
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作者名:miz | 作成日時:2019年5月16日 5時