ゲレンデ企画! 2 ページ26
千「うゎ、寒い・・・」
新幹線から出ると、確かに寒かった。
宿泊のコテージまでタクシーで行く。
今日はあちこちにカメラを設置して、ゲレンデでスキーやスノボなどを皆でそれぞれ楽しんで、明日はお昼にライブ。夜に帰るスケジュールだ。
【その後がIDOLiSH7の結成1周年・・・】
既に皆を代表して、ヤマさんからお誘いがあった。
その時には既に、万から設営スタッフとして来いと言われていた。
・
千が万に電話したのに、万と百が話して電話が切られた。
また千が電話したら出なくて、私が電話したら出た。
・・・「千に、しつこいって言っといて。」
苦笑いすると千に電話を取られた。
「僕が電話しても出ないのにヤスなら出るってどういう事。」
・・・「ヤ・・・Aはお前みたいに、しつこくないし。で?何の用?」
千と万が話を終えると、千がIDOLiSH7の結成1周年の説明をしてくれた。
『私はゲストで誘われてるから2人でやって。・・・あ、万には私が行くの内緒ね?』
千「ヤスは設営スタッフじゃなくて料理作ってって言ってたよ?」
『・・・へー。じゃあ、Aが作るのね。じゃあ2人が持って行って。』
百「ヤスは料理出来ないもんね?」
『そうそう。』
・
思い出していると、すぐに着いて紡と同じ部屋に行く。
「お姉ちゃんはカメラに近づきすぎないように気をつけてね。」
そう言って、全てのカメラ設置場所を地図に書いてくれた。
「皆、大体教えてるけど、出来れば自然体で楽しんでるのを放送したいって話だし。」
『まぁ、皆、スノボうまいでしょ?やらなさそうなのもいるけどさ。』
「お姉ちゃんは百さんと一緒?」
ウェアに着替えながら聞かれて迷う。
私、スノボしたことないからスキーにしようかな。
誰と一緒が楽しいかな?
・・・あ、ヤスっぽさも考えないと駄目か。
『ヤスっぽいなら千と一緒だろうけど、Re:vale同士じゃない方がいいよね・・・って理由で百も却下。・・・うーん・・・』
「お姉ちゃん大変だね、キャラ作り。」
『たまにね。でも役作りと変わらないから楽しいよ。』
そう言うと、紡はホッとした様に笑った。
部屋の外に出ると、百が泣きついてきた。
「ヤスー!ユキが料理の問題だしてきて、解けないと一緒に行ってくれないって言った!」
『・・・はぁ。』
「だって寝始めるんだよ!?勿体ないじゃんか!」
あれか。
そうか。
私がいるから、紡に聞かないのか。
【こんな所でも運命って変わってるんだ・・・】
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作者名:miz | 作成日時:2019年4月19日 5時