モモの実家へ 〜千side〜 ページ19
Twelve Fantasia Tourの話が来た。
Re:valeとTRIGGERとIDOLiSH7が合同の全国ツアー。
オーディションでゼロアリーナの最終公演のチャンスを貰った。
【忙しい。それに・・・】
万の家に報告と、モモのお姉さんに仲直りをお願いしに行かないと。
あと出来れば・・・
モモに、バーベキューの日はAとドライブデートだと言うと、何を聞かれるでもなく「いいよ!2人でデート楽しんでおいで!」と言われた。
『実際、デートじゃないよね?』
「いいんじゃない?デートで。」
モモの実家に着くと、Aは家を見上げた。
Aは一度来たことあるんだっけ。
「正体もバラしていいって。」
『・・・そう。行くのは言ってるの?』
頷いて、緊張しながらインターホンを押した。
名乗ると機嫌の悪そうな女の人が、入れば?と言う。
『百のお姉さんだね・・・』
昔のライブにモモと結構来てた人だろう。
玄関先に出てきてくれたモモの母親に促されて、家に入れてもらった。
リビングに通されると自己紹介をした。
ヤスの本名は?と聞かれると、Aが困ったような顔をした。
「彼女は事情があってまだ名乗れません。・・・それで、今日はお姉さんに百瀬くんを許して欲しくて伺いました。」
手が震える。
でも、モモのために、これからの僕らの為に必要なんだ。
「お願いします。仲直りして下さい。僕が歌を続ける為にしてくれたんです。」
頭を下げる。
何も返事がないので床に座って土下座した。
「百瀬くんは家族を大事に想っています。このままじゃ彼に心からの笑顔は戻りません。お願いします!」
「土下座なんて止めて。・・・っ許してあげてもいいけどヤスさんは関係ないでしょ。事務所でメンバー入りしたって5周年特集で見たわよ。」
「観てくれたんですか。」
「観たわよ。・・・これでもRe:valeのファンなんだから。」
『ありがとうございます。』
Aが微笑んで言うと、モモのお姉さんは顔を赤くした。
モモの母親が椅子を勧めてくれて座る。
「Aさんとバンさんは、どうしてるか知ってるの?」
Aと顔を見合わせて笑った。
「万はIDOLiSH7の事務所で働いています。Aは・・・。」
Aをチラッと見ると、Aは頷いて前を向いた。
『私です。億安Aです。お久しぶりです、瑠璃さん。そして・・・百瀬くんのお母さん。』
Aがメイクを取るとヤスになった経緯を話した。
話し終えると全員を取り巻く空気が柔らかかった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» いえ!身内からのリクエストで既に万ルート希望の声があったので、構想はあるものの「あ、これ短い」と思ってお蔵入りの可能性はあったので、嬉しいです。ありがとうございます!頑張ります! (2019年4月18日 14時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 誤字ありました!万さんルートです。誤字失礼致しました。 (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - ミズ ミズさん» ミズ ミズさんのストーリー展開が本当に好きで、万さん不ルートを作ってくださるだけで幸せです!ですから、大丈夫です!これからも応援しつつ、作品を楽しませていただきたいと思っています。これからも頑張って下さい!長文失礼致しました。 (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - ミズ ミズさん» ええ、え、本当ですか!?正直駄目元だったので、とても嬉しいです!!万さんの立場も分かっているつもりですし、もう色々なルートを書いているミズ ミズさんも大変だとと思います。なので無理しない程度に、ミズ ミズさんの考えているストーリーを恵んで下さい! (2019年4月18日 14時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» いつもありがとうございます!万ルートは、万が主人公の事を一番分かってる位置にいる為、この後のストーリー展開予定での葛藤が消化されやすくて、他ルートのネタバレ的な物になってしまうので、書くなら他が第三部途中位ならと思いますが、いかがですか? (2019年4月18日 14時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年4月9日 10時