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Aside
仕事を巻いて終わらせ、家に帰る。
大我「おかえり。ほら、ママが帰ってきたよ」
大志「ママ！」
風歌「お帰りなさい」
玄関には大我と双子が並んで、迎えてくれる。こんな生活も悪くはないかな、と思ったり。リビングに行けば、アニメのDVDが流れていた。
A「コナン……」
そう言えばウチの子達も、コナンが好きだっな。そこはやっぱり、大我に似てる。
風歌「パパ、抱っこ」
風歌が大我に向かって手を伸ばすと、大我は慣れた手つきで風歌を抱き上げた。人見知りの風歌も、しっかり懐いたようだ。
A「やっぱり似てるよね……」
大我と抱き上げられている風歌、その足下で飛び跳ねる大志を見て、思わずそう呟いた。
大我「うん、俺もそう思う。風歌なんてAの小さい頃にそっくりだもん」
いや、似てるっていうのは貴方との話なんですよ。
私と似てるのは当たり前なので。
風歌「ふうはママに似てるの？」
大我「うん。大志はどちらかというと俺似」
A「そう言っても、2人ともあまり顔は変わらないんだけどね」
大我「まぁ、成長したら少しは変わるでしょ」
その後、4人でアニメを見たりYouTubeを見たりした。
大我「俺、これから仕事だから1回家に戻るわ。6時には帰るから」
A「分かった。気をつけてね」
結婚すればこれが当たり前になるのかな、なんて思ってしまったり。双子の頭を撫でてから出て行った大我を、見送る。
A「2人とも、パパはどうだった？」
風歌「楽しかったよ」大志「ママの写真とか見せてくれたよ」
は、私の写真？
風歌「あ……ふうは知らないよ」
A「大志、どんな写真だった？」
大我に口止めされていたのだろう。風歌は口を割らないだろうから、大志に聞こう。
大志「えっとね、………忘れた」
うん、こんなところも似てるね。
風歌「ねえ。パパとママが一緒に歌ってるのある？」
A「あったと思うけど……」
大志「見たい！見せて！」
目を輝かせておねだりしてくる。
探してくるからちょっと待ってて、と伝えてクローゼットの中を探す。お母さんがDVDに焼いてくれてたと思うんだけどな。やっとのことで探し出し、リビングに戻ったけれど、双子は並んで眠っていた。
寝顔をカメラに収め、高地に送りつけてやった。
うちの子、可愛いでしょ？
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作者名：みおん | 作成日時：2022年7月5日 22時
