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放課後。
部活を終えたA達は、いつもの河川敷へと集まった。
既に鬼道たちは河川敷にいて、帝国組とサッカーを楽しんでいる。
それを見た円堂はその輪の中に混ざっていき、豪炎寺を含めたAたちは苦笑い。
少しして準備運動を済ませた豪炎寺と風丸も乱入し、どんちゃん騒ぎ。
斜面に体育座りをしてAはその光景を眺め、昔を思い出していた。
すると、とある声が。
「おーい、俺に挨拶はないのかな？ Aチャン」
「……不動いたんだ」
「さっきまでそこで寝てた」
指をさした方向は日陰で、Aたちが来るまでぐっすりだったのこと。
「髪伸びたせいか雰囲気が変わった気がする」
「そうかァ？ そういうお前こそ、随分変わったじゃねぇか」
Aは変わったという自覚はないが、中学の頃と比べるとだいぶ変化した。
例えば、達観的になったこととか。
前までは沢山のことにでくわし、迷ってばかりだった。
が、高校に上がって時間が経つと、ある事以外は迷うことはなくなり動じなくなった。
因みに、あることとはサッカーである。
あと進路。
それだけが人間らしい悩みであり、その他は適当になってしまった。
メリットもあるが、デメリットのほうが大きい。
家の事情と相まってなのか否か、彼女自身もわかっていない。
「ま、高校に上がれば変わるもんだよ」
「そうかねェ」
不動の視線の先にはサッカー馬鹿たち。
円堂たちはあの頃から何も変わってない。
あのクールな鬼道や豪炎寺も。佐久間たちも変化ナシ。
「(……お前だけかもしんねェな、変わったのは)」
迷いが見える彼女の瞳は、昔より光が失われているような気がした不動だった。
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maya(プロフ) - 押し付けがましくない愛されが何ともキュンキュンします！更新待ってますので、応援してます (2021年7月3日 8時) (
レス) id: 8486f071d9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 続きが読みたい!!(クソデカボイス) (2021年1月14日 18時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずあめ＠おれんじ
| 作成日時：2020年9月27日 19時
