暗闇の世界で愛を誓う

▽──4番目「辛辣」｜メタネタ注意 ページ6

『4番目！遊ぼう遊ぼう！』

4「目障り」

『酷くね？』


暇だったので、4番目に構ってもらおうと
めだまのいる部屋に来ました。

目の前で構えと飛び跳ねていたら、冷めた目でこう言われました。

やっと喋ったと思ったら、なんとまぁ辛辣なひとことですこと。泣くよ？


初登場一言目がそれでいいのかお前。
れいちゃんかなちいよ……


『れいちゃんかなちい……』

4「何が」

『君がここまで冷たい子だとは思わなかったよ。なに目障りって。さすがに酷くね？』

4「これがここ(この小説)のボクだから」

『ならいっか。でも4番目、読者さんはメタい話を本編にねじ込んでくるのは好まないと思うよ？』

4「あっそ。んで、遊んで欲しいの？」

『うん。あそんで〜！』


ベッドの上で足を伸ばして、太腿の上に4番目を乗せた。

両脇の下に手を挟み込み、ぐいっと抱き寄せる。


4「……ハァ…これじゃあ、どっちが上か分からないね」

『れいがお姉ちゃん！』

4「知ってる。んで、なにすんの」


早くも飽きてきたとでも言うように、れいの髪をいじっている。


『じゃー、愛してるよゲームしよ！』

4「はいはい」

『あら、意外とあっさり』

4「…まぁ、何だかんだでボクも暇してたし、暇つぶしになるならなんでもいいかなって」

『なるほど。じゃあ始めっ！』

4「どっちからする？」

『じゃんけんで決める！』


4「勝った方からね。最初はグー…」

『じゃーんけーんぽんっ！』


4番目がチョキ、れいがパー。

……ということは…


4「おねーちゃん」

『……んー？』

4「…あいしてるよ。いっぱい」


だよね。


『ﾝｸﾞ…そっかぁ！』


危ない、笑いかけた。
よし、次はれいだね！


『4番目！』

4「何」

『愛してるよ！！〇〇〇〇しよっか！』

4「お姉ちゃん」

『ん？』

4「アウト。」

『…………はぁっ？なんでぇっ！？』

4「るっさ…」


えっ、なんで。
今日一番の大声出た気がする。

4番目は顔を顰めながら耳を抑えてる。
ごめん、さすがに今の声量は制御出来なかった。


『…れいは真面目にやったよ？』

4「どこがだよすっとぼけんな。下心丸出しじゃねえか」

『…公開できないような単語だった？』

4「よくわかってんじゃん。この世界が消されたくなけりゃ二度と言うなよ」

『待ってそれはやばい。善処します』


4「……ま、とりあえずはボクの勝ちね」

『負けた…』

4「…あれは完全に自爆だよね」


そんなこんなで、いい暇つぶし？にはなったのでした！

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