今日から家族です2【BTS】

採寸 ページ17

クリスマス会の予定を確認している私たち。

クリスマス会にはサンタの格好をしなくてはいけないらしい。

幼稚園あるあるだよね。

お母さんが作ってくれた衣装でお遊戯会とか！

ここの幼稚園は作らなくてもいいらしいけど折角なら作ってあげたい。

『ぐぅちゃん、じっとしててね！』

JK「うん...まだぁ〜？」

じっとしててって言ってからそんなに経ってませんけど？

小さな男の子がじっとしてくれるわけが無い。

どうしようかな。

『ぐぅちゃん、これ終わったらバナナキック買ってあげる！』

必殺お菓子で釣る。

JK「やった！」

ぐぅちゃんは何とか採寸出来た。

けど、これからだよね。

多分ジミンちゃんは大人しくしててくれるけどテヒョンくんがじっとしてくれるわけが無い。

最悪いつも着ている服から採寸するしかないだろう。

『ジミンちゃん、おいで？』

JM「なぁに？ヌナ！」

『ここでじっとしててね。』

そう言うとお目目をくりくりさせて大人しくしててくれるジミンちゃん。

JM「うふふ。くすぐったいね。」

『もうちょっとだから我慢しててね。』

JM「はぁ〜い。」

ちゃんと言うことを聞くいい子だ。

ここの家の子はいい子だらけだけど多分一番いい子。

『よし、終わった。じゃあテヒョンくん呼んできて！』

ダメ元でやってみよう。

2人だけやったのにテヒョンくん1人やらないのは可哀想だ。

ガチャっと扉が開く音がしたからテヒョンくんだと思って話しかける。

『あ、テヒョンくん....オッパ...』

部屋に入ってきたのはオッパだった。

JN「何してるの？」

『えっと、クリスマス会の衣装作ってて...』

また余計な事をしたから怒られるかな？

JN「いいね。俺も手伝うよ？」

『え、オッパは仕事忙しいでしょう？』

JN「まぁ、そうだけど。でも、こういうのやってあげたかったんだ。」

でも1人じゃ上手くいかなくてって悲しそうに笑う。

そりゃあそうだ。

6人の子供を養いながら1人で仕事もこなして、それだけでいっぱいいっぱいのはずだ。

JN「ねぇ、俺も一緒に作っちゃダメ？」

『ううん！じゃあ一緒にやってくれる？』

JN「もちろん。やった、これでAとゆっくり話す時間が出来た。」

家族思いで感動してたのに最後の一言で台無しだ。

まぁ、私は嬉しいけど。

こうしてオッパに懐いているテヒョンくんは大人しくしててれて無事に採寸することが出来た。

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