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裕翔side
あれから俺の記憶は途切れ途切れにしかない。
目を覚ました時には、いつものように俺と侑李は隣のベッドで寝ていた。
ちょっとだけほんのちょっとだけ侑李が怖くなってしまった。
また俺が壊してしまうかもしれない。慰める言葉ももう見つからない。
俺は完全に自信をなくして侑李を避けるようになった。
裕翔「ねぇ山ちゃん。侑李がこわいのっ……」
耐えきれなくなった俺は柄にもなく山ちゃんに抱きついて涙を流した。
どうしたらまた侑李が戻ってきてくれるのか、俺はどうしたらいいのか。行き場のないこの疑問を山ちゃんにぶつけた。
涼介「なぁ裕翔。お前は今まで侑李の何を見てきた？お前らの12年間は、たったの1週間で変わっちゃうほどちっぽけだったのか？今の裕翔は最近の侑李に惑わされすぎ。本当の侑李を見てやらなきゃ。それができるのはずっとあいつの面倒見てきた裕翔だろ？違う？」
山ちゃんの言葉は、俺の心にすーっと入ってきた。
甘えん坊な侑李。泣き虫な侑李。怖がりな侑李。優しい侑李。
俺だけが知ってるあいつの姿が蘇った。
涼介「行ってこい。」
山ちゃんのシャツの袖口で涙を拭われ、背中を軽く押された。
俺はもう迷わなかった。
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凪(プロフ) - まちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます！はじまりのメロディ読ませて頂いているのでコメント頂けて光栄です、、！ (2020年1月25日 18時) (
レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - ヒカリを読んで、0or50も読んで、最後に目頭が熱くなりました。明日読んだら…泣いちゃうかな。笑い これからも頑張ってください! (2020年1月21日 20時) (レス) id: 0d57913dc4 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - ありやまの時のヒカリから見ていましたがすごい感動しました！友達の大切さもわかります！この小説も前作もとても素敵なお話でした！ (2020年1月17日 21時) (レス) id: a73d88ca23 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - なつめろさん» そのような感想を持っていただけて本当に嬉しいです、！ありがとうございます。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 僕としーちゃんさん» 嬉しい感想ありがとうございます！次も頑張ります、、！ (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2019年7月16日 12時
