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光side
裕翔に任せきりの侑李の様子をそろそろ見に行こうとしていた頃。
なにやら外がガヤガヤしている。
不思議に思って外に出るとそこには車椅子の男の子。
慧くんだ。
裕翔と侑李より６つ年下の のこの子は2人がよく遊んであげている子。
彼も心臓に、2人と同じ病を患っている。
病が進み、ついこの間から車椅子の使用を宣告されたらしい。
慧「ひかるせんせ！たいへん！ちぃちゃんとゆとくんが、！！」
焦る慧くんの前にしゃがみ話を聞く。
慧「階段で倒れてて、、、ゆとくんは、げぇーしちゃってて、、ちぃちゃんもはぁはぁしてて」
小さな彼なりに言葉を紡いで状況を伝えてくれている。
光「わかったよ。ありがとうね！」
慧くんの頭をポンっと撫でて急ぎ足で階段に向かう。
階段の踊り場には既に看護師さんが何人かいて、人だかりができている。
光「ごめんなさい、通してください」
看護師「あっ！光先生！」
人だかりを抜けると、倒れる裕翔と侑李。裕翔の横には広がる吐瀉物。
光「状況は？」
看護師「裕翔くんはどうやら階段から転倒し、頭を打って嘔吐したようです。脈も弱く、危険です。侑李くんは気を失ってるだけみたいです。」
光「先に裕翔、挿管したから運んで。CTとMRIの用意よろしく」
バタバタとせわしなく動くスタッフたち。
光「……大丈夫だぞ。助けてやるからな」
2人の頭を交互に撫でながら、そっと呟いた。
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あれから数時間。
裕翔は、嘔吐があったから心配だったけど血腫ができた様子もなく、問いかけにもはっきり答えたからダメージは少なく済んだ。
しかし体を支えた時に手をついたようで右手首を骨折はしていた。
それでも命にかかわる重大な怪我じゃなくて良かった。
まだ酸素マスクはしているけど意識ははっきり。
光「頑張ったね。もう大丈夫。」
裕翔「ありがと。ひか。………あのさ侑李は？」
光「布団から潜ってでてこないんだよ。」
裕翔「侑李は。侑李は自分をダメな子って思ってるの。注射うまくできないでしょ？だから。俺ばっかり褒められてるから焦っちゃったんだって。」
光「そうか。そうだったんだな、、」
初めて知った侑李の気持ち。
甘えんぼさんだから抱え込むことはないと思ってたけど、侑李も溜め込んでしまうんだなぁと反省。
裕翔のベッドの少し離れたところで布団の中で丸まっている侑李の元へと足をはこんだ。
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凪(プロフ) - まちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます！はじまりのメロディ読ませて頂いているのでコメント頂けて光栄です、、！ (2020年1月25日 18時) (
レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - ヒカリを読んで、0or50も読んで、最後に目頭が熱くなりました。明日読んだら…泣いちゃうかな。笑い これからも頑張ってください! (2020年1月21日 20時) (レス) id: 0d57913dc4 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - ありやまの時のヒカリから見ていましたがすごい感動しました！友達の大切さもわかります！この小説も前作もとても素敵なお話でした！ (2020年1月17日 21時) (レス) id: a73d88ca23 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - なつめろさん» そのような感想を持っていただけて本当に嬉しいです、！ありがとうございます。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 僕としーちゃんさん» 嬉しい感想ありがとうございます！次も頑張ります、、！ (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2019年7月16日 12時
