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かっこいいお兄さん ページ48

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MAMAの出番待ち。
まだ時間もあるし、喉が乾いていたのもあって自販機で何か買ってこようと思いヒョンたちに言ってから控え室を出た。
ついでに俺コーラとか…図々しいヒョンたちめ。


自販どこだっけなー、と考えながら歩いていると遠くの方にいかにも絡まれて困ってますっていう顔の女の子。

…あれユナちゃんじゃん。その横にいるのは多分スタッフさんかな。



『ユナちゃーん』

YN「！オッパ！」

SF「…ハルさんじゃないですか〜」

『どうも。あの、困ってるみたいなんでその手、離してあげてください』

『ユナちゃんは戻ってな。僕はこのお兄さんとちょっとお話するから』


僕が来たとき、その人は一瞬だけど顔を顰めた。一応弁えてるのかすぐ手を離して笑顔を貼り付けてたけど目が笑ってない。

心配そうに何度もこちらを見るユナちゃんを見送ってからスタッフさんに向き直る。さて、どうするか…


SF「ハルさん酷いですよ。スタッフ側からの意見もタメになるかと思って連絡先聞いてただけなのに」

『それは現場で一緒になった時でもいいんじゃないですか？わざわざ連絡先まで交換しなくてもいいと思いますけど』

SF「いや、連絡先交換した方が事前にやり取りできるし、早いでしょ？」

『……面倒臭いなぁ』

SF「は？」

『だから、嫌がってるって最初から顔見て分かりません？そもそも未成年の子にいい大人が手を出すのもどうかと思いますけど』

SF「なっ、……さっきから大人しく聞いてれば偉そうに！年上を馬鹿にしやがって！！！」


逆上したスタッフさんは顔を真っ赤にして僕の胸ぐらを掴みあげて、


…痛った

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