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ジニョン先輩 ページ19

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『あ、お疲れ様です！』


事務所の廊下を歩いていると前から来たのはGOT7のジニョン先輩。


JN「お、ハルだ。久しぶり」

『は、はい！ご無沙汰してます！』

JN「ははっ、何それ 緊張してる？ㅋㅋㅋ」


そりゃしますよ…！
なぜならジニョン先輩は僕がアイドルを目指すきっかけにもなった人だ。


JN「今度ご飯でも行こうよ。メンバーもお前に会いたがってるし」

『わ、ほんとですか？！ベニヒョンに借りたCD返そうと思ってたんです…！』

JN「…ベニヒョン？それベンベンのこと？」


僕がそう言うとジニョン先輩の目付きが少し変わった。


JN「へー、いつの間にかベンベンはヒョン呼びで前から仲良い俺のことはずーっと先輩呼びなんだね」

『え、いやそれは…』

JN「ん？」


目の前の人は一見人当たりのいい笑顔だけど目が全然笑ってない。
普段穏やかなジニョン先輩はたまにこういうところがある。


JN「じゃあ代わりにオッパって呼んでもらおうかな〜」

『え"…』

JN「俺のことヒョンって呼ぶのとどっちがいい？」


最初から僕に拒否権というものは無い
で、でも、尊敬してる先輩に僕なんかが烏滸がましいのでは…

ええい、ままよ！


『ジニョニヒョン！…さん』

JN「はははっ！何それ！！ㅋㅋㅋ」

『…』

JN「はー、いいや、今回は許してあげる。次の飯までに練習しておいて」


そう言って僕の頭を撫でてジニョンせんぱ…ジニョニヒョンは去っていった。


結局僕はその後もヒョンと言えずジニョン先輩と呼んでしまい「そんなにオッパって呼びたいの？」と言われてしまうことになる。


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