推し事、辞めました。【紫】

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Aside





弥生「はっ…、はっ！やばいっ、」


辰哉「こちら、Aの友達。中尾弥生ちゃん」


翔太「初めまして、」


「しょっぴーも緊張してる…！」





Snow Manの食事会にお邪魔させてもらった日以来、色々仲良くしてもらってる。



今日はしょっぴーになっちゃんを紹介するんだ。





「なっちゃんはしょっぴーのことがJr.の頃から大好きなの！だからね、お友達からでも、」


翔太「友達、なりましょう」


「ほんと、」


弥生「本当ですか！？ありがとうございます！」





私が「ほんとに！？」って言おうとした前になっちゃんが先に反応してしまった。


ま、いっか。





辰哉「あれ、早くなーい？翔太」


翔太「こんな可愛い子ほっとけないだろ」


弥生「やだ〜っ、そんなことないですよ〜」





今のなっちゃんは恋する乙女だ。


しょっぴーも乗ってくれて良かった。





弥生「A、ほんとにありがとうっ！」


「私じゃないよ」


弥生「Aのおかげだよ！ありがとう！」


「ふふっ、どういたしまして」





友達に喜んでもらえると私も嬉しい。


しょっぴーとも仲良くやっていけるってわかるから。





翔太「大学生なんだ」


弥生「はい！三年生です！」


翔太「まだ若いね」


弥生「しょっぴーもまだまだ若いです！」



辰哉「良かったね」


「うん！しょっぴーがあんなに乗り気だとは思わなかったよ」


辰哉「俺も意外だった」





しょっぴーとなっちゃんから少し離れたところでふっかさんと話す。


ふっかさんも嬉しいみたい。





辰哉「あのさ、」


「なに？」


辰哉「そろそろ下の名前で呼んでほしいな」





いつ言われるかドキドキしてたけど、今だったか…。





「ふっかさんはふっかさんなので！」


辰哉「じゃあAさんって呼ぶよ？」


「それはやだ…」


辰哉「じゃあ名前で呼んで？」





ずっと「ふっかさん」だったから下の名前で呼ぶのは恥ずかしいし、違和感がある。


でも苗字で呼ばれるの嫌だし…、





「辰哉くんでもいいですか…、」





あぁーっ、言っちゃった…。





辰哉「下の名前はクリアだけど、敬語になってる」





何か成功したら、何か失敗してしまう。


全部クリアできる日はいつになるのやら。





「がんばる」


辰哉「頑張って」


「他人事みたいに言わないでよ〜」


辰哉「応援してるから」





なんか、この距離感も好きだな。



辰哉くんの全部が好き。





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