先生と私【3年A組】#4

・ ページ46

教室に戻ると、一斉にみんなが私を見る。
おー、怖…。




『……言っておくけど、私は先生の計画何も知らないから…。
だから、私が爆発させないでって言っても
先生は実行するよ…』

石『くそ!!』

浅『何でそんなに渡海さんは普通にしていられるの…』

兵『そうだ!!
アイツに殺されるかもしれねーってのに!!』

『……そうだね
でも、まあ……先生の言った通り
何もしないのは癪だから、全員で話し合おうか…?』




先生から貰った魁皇高校の先生写真を黒板に1枚ずつ貼っていく。
すると、さくらと一緒に手伝ってくれた。



『これでいいか』

さ『じゃあ、これから澪奈のフェイク動画を依頼した犯人を捜したいと思います』

香『ねぇ、何でさくらが司会なの?
…あぁ…また奴 隷扱い?』

唯『勝手に立候補したんだよ』

愛『そうそう
勝手にやり始めただけ』

さ『あ、大丈夫だから…ね?
澪奈の真相を突き止めるにはまずは自分が動かなきゃと思って…』

『じゃあ…私は手伝い』

香『なら良いけど…』

『よし、じゃあ始めよっか』




あ……でも結城さん教室に居ない
トイレでMind Voiceの更新でもしてるのかな…。
あーあ…余計なことしなければいいなぁ…。




さ『みんなの話を整理するとこの5名が候補になるのかなと』

兵『はい』

『兵頭くん、どうぞ』

兵『校長はないと思う』

柳『いや、そうでもないよ?』

『柳本くんは何か知ってるの?』

柳『うん、前に校長が景山さんの事を愚痴ってたの聞いた事あるし
スター選手が居るからマスコミが頻繁に出入りするのを迷惑だって』

『へぇー…』

さ『じゃあ…取りあえずジェイ・ホワイトにしときますか
春瑚ちゃん、書いてもらえるかな?』

『へ?』

さ『お手伝いでしょ?はい!!』




赤いチョークを手渡されたので
とりあえず流れで校長の写真の上に私は


ジェイ・ホワイト


って書いた………が意味がわかんないけど。





他のみんなもジェイ?とかジェイ・ホワイト?って言ってる。
私もわかんないよ、うん。




『次は森崎先生』

華『森崎先生はぶっきーを狙ってたから可能性はあるよ』

須『マジか‪…
全然知らなかった』

『ああ…』




わかる。
私結構睨まれてたよなぁ…。
ネチネチ色々聞いてきたこともあった。




華『女心が分からないな〜
まぁ、そこが可愛いんだけど』




と、華の視線の先には賢くんがいる。
あー別世界に飛んでるよ、あの子…。




『華〜?戻ってきて〜』

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す