先生と私【3年A組】#4

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柊『おかえり』

『ただいま』

須『おい、笑ってるけど目が笑ってねーぞ…』





須永くんと準備室へ戻ると
笑顔の先生がお出迎え。
須永くんの言う通り、目が笑ってない。





柊『まあ、春がどういう返答するかなんて俺はわかってるけどさ…』

須『…嫉妬してんのか?
名前で呼んでもらったの、監視カメラで見てたんだろ』

柊『……』

『…一颯先生?』

柊『……まぁ、いい』

須『……案外チョロいな、ぶっきー…
名前呼んだだけで…((ﾎﾞｿｯ』

『ふふっ……これでも最近顔に出すようになったんだよ?((ﾎﾞｿｯ』

柊『おい、コソコソ何話してるんだ』

『一颯先生が好きって話』

柊『っ……』

須『ふっ……ウケる笑
ぶっきー、春瑚に転がされてんな』

柊『……ああ、そーだな
春、ちゃんと髪拭け
風邪引いたらまた身体に負担がかかるぞ』

『うん』

柊『ほら、こっち来い
拭いてやるから』

『ふふっ……うん』

須『はぁー…見せつけてくれちゃってさ…
んじゃ、俺はもう行くからな』

柊『おー』

『あ、賢くん
さくらとか香帆達に今戻るからって伝えてもらえないかな?』

須『りょーかい』




すると須永くんは私の頭をポンポンと撫でると
準備室から出ていった。
それを目で追っていると、バサッとバスタオルが頭にかけられてガシガシと髪を拭かれる。




『ちょ、一颯先生?』

柊『随分見せつけるな』

『………先生、妬いてくれてるの?』

柊『当たり前だろ』

『そっか…』




好きな人に嫉妬されるのって…こんなに嬉しいんだ…。
私は髪を拭く先生の手を掴み、
タオルを先生の頭に被せると…
タオルの中で先生と向かい合うような形になった。
私はそのまま…先生に触れるだけのキスをする。




ちゅっ…

柊『……っ』

『……先生…
私先生に嫉妬されるの…嬉しいかも…』

柊『………バカ…
あんまり可愛いことすんな…』




今度は先生から唇を重ねてきて…
唇を甘噛みされたり…舌を絡めたり…
美術室からみんなの声とか聞こえてくるのに
お構い無しで2人でキスを続けた。




『ふぁ……』

柊『あー……そんな顔されると
あっちに戻したくなくなる…』

『今日はさくら達のところに戻るから…』

柊『煽るだけ煽っておいて
俺のこと置いていくのかよ…』

『明日の朝ここに来るから…ね?』

柊『わかったよ…』





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更新が遅れて申し訳ないです。
仕事が落ち着きましたので
今日からまた再開します。
今後ともよろしくお願いします。

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