先生と私【3年A組】#4

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*Kakeru Makabe side*


花『ちょっと、○…落ち着きなって』

○『落ち着けないんだよ
放っておいて』

花『っ……』




春が警察の所へ行ってしまったことで
物凄く心配でしかなくて……
イライラして花恋にあたるつもりなかったのに
かなり強く言ってしまった。
心配しているのがわかったのか
逢沢が俺の方に声を掛けてくれた。




逢『真壁……渡海が警察の前に出た』

○『嘘だろ…』




モニターを見ると銃を構えたSITと向かい合うように立つ春がいて
距離的には500m以上は離れているのかな…。




須『大丈夫かよ…渡海の奴』

香『ぶっきー早く行ってあげてよ!!』





｢!?
1人の女子高生です!!
逃げてこれたのかい?
さあ、こっちに…｣

『私って警察が大っ嫌いなんですよ』

｢｢!!｣｣




さ『警察が……嫌い?』

未『そういえばさっきも
警察なんかアテにならないとか…否定的な事言ってたよね、春…』

○『っ…………』







『元両親からの虐待も、元両親からの指示で知らない男に強 姦された時も
誰も私の言葉なんて信じなかった
だからベルムズに強 姦された時なんて通報すらしなかった
どうせまた……助けてもらえないから
期待するだけ無駄だから』

"五｢…………｣"

『だから私はアンタ達なんて殺そうと思えば殺せる
邪魔するならアンタ達の上爆発させることだって簡単にできる』

｢お、落ち着きなさい…｣

『あ、人質の女子高生撃ちます?
今私の胸にレーザーポインター当ててましたけど』  

"五｢おい!!人質を撃つのだけは止めろ!!｣"

｢し、しかし!!｣

『これ以上こちら側に進む気でいるなら爆発させます…』



ドゴォォォン!!
と凄まじい爆音が響き、準備室も揺れる。
爆発したのは警察の後ろ側辺りだ。
そして春はボソリと
『…………これで共犯…』と呟いた。

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