先生と私【3年A組】#4

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逢『これは…』

柊『フェイク動画の顧客リストだ
この中に景山と春を陥れようとした人物が居る』

さ『…っちょっと待って、これ見て!!』

香『嘘でしょ…』




茅野も宇佐美も他のみんなも
もちろん俺も…
その欄を見て絶句した。





柊『これで少しは気持ちが変わってくれたかな?
まぁもちろん、そのリストだけじゃ証拠にはならないしまだ背後に大きな力が働いてるかもしれない
でもだからこそ、ここで退くわけにはいかないんだ
景山の死を無駄にしない為にも
もう2度と景山のような犠牲者を出さないためにも...
春を殺させない為にも…
俺に、協力してくれないか?』

瀬『さっき先生が言ってた
迷って、もがいてダメだった時...
傷つくどころか手遅れになるんじゃないかって
犯罪者のレッテルを貼られて普通の道を歩けなくなるんじゃ…』

柊『そんな事にはさせない!!
全ての責任は俺が持つ』

兵『口では何とでも言えるよな』

柊『だったら、これから証明してやる』



そう言って準備室に入っていく先生を追いかける。
勿論、顧客リストの中の1人には驚いた。
でも俺はそのリストの1番下の



【お得意様】の文字と






警察上層部と有名ホテルCEOの文字。







○『先生』

柊『……なんだ、真壁』

○『あのリストの1番下の…』

柊『ああ……真壁は全部知ってるんだもんな?
そうだ……春の動画をとらせたのはアイツらだよ』

○『!!
もう関係ないはずじゃないですか…』

柊『………俺がアイツらのクソみたいな思考回路分かるわけないじゃないか
アイツらはさ、春の存在をなかったことにしたいんだよ…
最初から無かったことに…
…俺は今回の事件で…アイツらも巻き込んで終わりにさせる』

○『…………っ』

柊『真壁……俺は今から下に行く
全員にモニターを見せてやれ』

○『……わかりました
………先生』

柊『ん?』

○『…………春を…よろしくお願いします…』

柊『!!
……………当たり前だろ』

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