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*Kakeru Makabe side*
逢『渡海、そのままそこにいて
こっち側に向かってきてる』
『りょーかい』
春が下に降りていってから
逢沢と春はイヤホンとマイクで言葉を交わしていた。
何で……1人で先に突っ走っていくんだ…。
監視カメラのモニター越しの春を見つめ
胸が苦しくなった。
すると美術室の扉が開いて
茅野の支えられた先生がいた。
先生は俺達を見渡すと、
すぐに春がいないことに気づいたみたいで…
柊『春は……』
甲『爆弾の起爆装置持って警察の所に行っちまったよ!!』
○『先生!!春に何させてるんですか!!!!!』
と、先生に詰め寄る。
けど先生は眉を下げ、泣きそうな顔をした。
柊『…………アイツにそんな無茶な真似を俺がさせると思うか…?』
そう言われて…納得してしまう自分がいる。
だって先生はいつだって…春の事を大事にしていたから…。
先生はフラフラとしながら準備室のモニターの所まで向かう。
逢『!!
先生……約束守れなくてすみません』
柊『ははっ……いーよ…
春…意外と1度決めたら突っ走るからな…
ったく………春…どうせイヤホン付けてるんだろう』
マイクからそう呼びかけると
監視カメラの方を春は見る。
その顔は泣いているのか、喜んでいるのか…
どっちとも取れる表情だ。
『先生……良かった…』
柊『…………俺はこれからすぐ問題解決させて
そっちに向かう
それまで頼めるか…お前を信じて…』
『もちろん』
春と言葉を交わした後
スッと表情が変わり、視線は諏訪に向いた。
柊『さてと…俺の話はどこまで伝わってる?』
香『大体把握してると思うけど』
柊『そうか、なら…
ここから、出たい者』
瀬尾、光永、兵頭を中心に数人が手を上げた。
柊『そうか、分かった
じゃあ話し合いをする前に、諏訪が何の情報を持ってるのかそれを確かめてから…』
唯『だから知らないって言ってんでしょ!!』
柊『そんなに喜志が怖いか?
それとも喜志のおかげで手に入れた名声を失うのが怖いか?』
唯『……そうだよ
喜志を裏切って今の地位を失いたくない
それの何が悪いの?』
涼『唯月…』
唯『あいつと居れば何でも手に入る
お金にも困らないしコネでメジャーな事務所にも入れる
ライバルだって何も言わなくても蹴落としてくれるし、おかけで雑誌の表紙まで飾れた!!
こんなおいしい立場手放すわけないでしょ』
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たまきた(プロフ) - とても面白いです!無理せず更新頑張っていただきたいです!! (2019年6月6日 18時) (レス) id: 34f0d460fd (このIDを非表示/違反報告)
いぎ(プロフ) - こんばんは!一気読みしてしまいました!とても面白いです!!コナンも入ってて発狂しましたー!!更新頑張ってください!楽しみにしています! (2019年5月13日 2時) (レス) id: f55d613724 (このIDを非表示/違反報告)
melody(プロフ) - 初めまして。更新待ってました。大好きなドラマがコラボしているので嬉しいです。忙しいと思いますが楽しみにしてるので頑張って下さい。 (2019年4月21日 8時) (レス) id: b80f9b3656 (このIDを非表示/違反報告)
小坂部 - 更新ありがとうございます!すごく発狂しました。とても大好きです!応援してます! (2019年4月12日 18時) (レス) id: 1f2053feb0 (このIDを非表示/違反報告)
ジェシカ(プロフ) - いえいえ、私もベルモット好きなのでそちらでもいいと思います。いつも楽しく読んでいます、これからも頑張ってください! (2019年4月4日 15時) (レス) id: f57dbc4bc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻宮みゆ | 作成日時:2019年4月3日 19時