宇「三十六話ぁ!」 ページ38
蜜「…もしかしてこの人達がAちゃんのお友達?」
『先生と先輩混じってるけどね。』
蜜「でもお友達よ!私も挨拶しなきゃ!」
元気だなぁ。
蜜璃ちゃんは周りの皆に体を向けて楽しそうに笑う。
…あれ?
蜜「初めまして!私は甘露寺蜜璃です!Aちゃんとは姉妹のように仲がいいの。今は大学生で駅前にカフェでアルバイトをしてるの!最近オープンしたばかりだけど是非来てね!」
何気にお店の宣伝までしたね蜜璃ちゃん。
それにしてもなんか…
伊黒先生の様子変じゃない?
顔赤いしさっきから蜜璃ちゃんしか見てない。
蜜「?あの!私の顔に何か付いてます?さっきからずっと見られてるので。」
伊「いやっそんな訳ない。むしろ可愛い…あ。」
蜜「え?」
うん。
二人とも顔を真っ赤にして固まらないで。
どう手助けしたらいいのか分かんない。
…ふぅん。
生徒からはイケメンだけど言い方がキツくて怖がられてるあの伊黒先生がねぇ。
胡「とりあえず教室に向かいましょう。一時間後には午後の競技も始まりますし。」
そうだった。
あたしとカナヲは赤チームを応援するやつやらないといけないんだった。
『蜜璃ちゃん行こっか。』
蜜「そそそそうねっ!行きましょっ!!」
物凄い慌ててる。
まぁ無理もないよね。
大学でもモテてるのにそれに気づいてないのに伊黒先生の大胆な発言言われちゃったら蜜璃ちゃんでも意識しちゃうよね。
教室に着いたら運良く誰もいない。
机を好きに動かして円のようにして座る。
『善逸は仕方ないですけどどうして宇髄先生まであたしの隣に…。』
宇「俺さまの隣は嫌か。」
『はっきり言ったら両隣は炭治郎と禰豆子が良かったです。』
善「Aっ!?」
宇「言われてやんの。」
『宇髄先生もです。』
あたしは両隣で落ち込んでる二人を無視して朝早くから作ったお正月に使うようなお弁当を三段、机に出して開いた。
中には善逸の好きなものと作ってみたかったものがいっぱい。
善「えっ!すご!」
宇「マジでふぐ刺し入ってるじゃねぇか!」
二人の声に他の皆もあたしの作った三段お弁当の中身を見てくる。
皆歓声をあげながら褒めてくれて。
なんか照れる。
『はい。善逸の好きなうな重。』
善「やったぁ!!ありがとう!A!」
そう言って美味しそうに食べてくれる。
宇「俺もふぐ刺しくれ!」
『はいどうぞ。』
そう言って差し出せば宇髄先生も美味しそうに食べてくれた。
いいな。
こうゆうの。
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時