善「二十三話だよぉぉぉぉぉ!」 ページ24
キメツ学園の体育祭。
中高一貫だからチームは赤、白、黄、青、紫のクラスの色ごとに分けられる。
あたし達は赤色のハチマキ。
善逸や伊之助のクラスは白色のハチマキ。
禰豆子は運良くあたし達と同じ赤。
禰豆子と同じなんて最高すぎない?
今すぐ禰豆子の元に行って抱きしめたいんだけど。
『それにしてもさっきから視線が多いような。』
栗「きっとAが綺麗だから。」
『そんなことはないと思う。』
栗「ううん。きっとそう。」
なんか断言ぽいこと言われたよ。
でもあんまり目立ちたくないなぁ。
あたしはカナヲがしてくれたポニーテールは少しゆるふわで頭皮も痛くないし、ゴムが外れそうにもならないけどやっぱりいつものが良かったか?
アイドルの時は性格だけじゃなくて髪型も変えてるけどやっぱりまとめたら近づいちゃう系な?
栗「もしかしてその髪型嫌だった?」
カナヲが悲しそうに眉を寄せる。
『まさか!そんなことない。とってもこの髪形気に入ったよ。』
栗「ふふっ。良かった。」
もう視線なんて気にしないでおこう。
今はカナヲの笑顔だ。
笑顔。
なんかアイドルのあたしについて聞かれたら何も知りませんで通せばいい。←無理です。
炭「あ!カナヲ!A!」
後ろから呼ばれて振り返ったら体操服に着替えた炭治郎と伊之助がいた。
いや伊之助は着替えたって言えるのか?
ズボンしか変わってないような。
炭「A、髪形を変えたんだな!」
『カナヲがしてくれたの。』
炭「そっか!カナヲは器用なんだな!」
栗「そんなことないよ。炭治郎と比べたら…。」
炭「そんなことないぞ。俺はこんなふうにできない。この前だって。」
二人の会話が弾んでるっ!
このまま放置しておけば大丈夫!伊之助は蝶々見つめてほわほわしてるし。
禰「んー!」
『!禰豆子っ!!』
振り返れば駆け足で走ってくる親友の姿が!
あたしは走ってきた禰豆子を受け止めたら抱きしめる。
『禰豆子ーっ!』
禰「んーっ!!ふがふが!」
あぁもう!
どうして禰豆子はこんなに可愛いの!?
まずはクリクリした可愛い目でしょ?次に綺麗でサラサラした髪!整った顔立ちに長細い手足!
あとはあとは!←こら。アイドル以外は性格も変えるんじゃなかったの。
はっ!…ふぅ。落ち着けあたし。
『禰豆子、同じチームだから頑張れうね。』
そう言えば可愛らしく頷いた禰豆子。
その瞬間…。
善「うわぁぁんっ!!!」
面倒くさいのが来たぞ。面倒くさいのが。
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時