産「二十二話だね。」 ページ23
二人のふわふわオーラをあたしは静かに見つめる。
だってこんなオーラをぶっ壊すひとなんています?いませんよ。
嘴「炭治郎っ!更衣室行くぞ!」
いましたね。
伊之助がいましたね。
炭「あぁ今行く。じゃあまた後でな。」
『分かった。』
炭「カナヲ、頑張ろうな。」
栗「う、うんっ。」
よっしゃ!
さすが炭治郎の天然パワー!
炭治郎が伊之助と一緒に更衣室に向かったのを見送ったらあたし達も更衣室に向かった。
栗「A。」
『どうしたの?』
栗「…ありがとう。」
カナヲの言った意味が分かってあたしはカナヲの片手を握った。
そのまま前を向いたけどあたしは誰にも見られてなかったから口が笑ってた気がする。
カナヲも理解してくれた。
あたしの『どういたしまして。』の意味を。
〜☆〜
栗「……そう言えば、A。」
『なぁに?カナヲ。』
先に着替え終わったあたしはまだ着替えてるカナヲを見る。
どうして着替えるのが早いって?
そりゃあ、アイドルだから着替えとか早くなるでしょ?
てかそう出来るように無惨にシバかれた。
マジでやり方が鬼だからね。
普通じゃない。
栗「善逸が今日機嫌が良かったのはどうして?」
『え?そうなの?』
別に今日は普通そうに見えたけど。
栗「門の前で服装点検してる善逸が嬉しそうに笑っていたから聞いたの。どうしてそんなに機嫌がいいの?って。」
わぁ〜。カナヲってば挑戦者。
善逸って服装点検の時、女の子を見てはニヤニヤしてるのに。
カナヲなんて可愛いから尚更だよ。
栗「そしたら善逸は「今日のお昼が楽しみで仕方ないんだ」って言ってて。」
『お昼…。お弁当のことかな?』
栗「お弁当?」
『うん。今日あたしが善逸の分のお弁当も作ったから。泣きながらお願いされたらね。』
また言うかもしれないけどあたしは泣きに弱い。
これだけは自信がある。←変な自信だねぇ。
あ、久しぶり。←お久しぶりー。
栗「…だからなのね。炭治郎に言っておかなきゃ。」
『え?カナヲなんて言った?』
栗「ううん!なんでもない!わ、私、今日はAの髪の形を動きやすい形にしたいの。」
『え?いいの?』
栗「うん。だからこっちに来て座って。」
椅子をポンポンと叩いたカナヲにあたしは大人しく座る。
だってこんなこと言ったの初めてだから…。
栗「じゃあじっとしててね。」
器用なカナヲがするんだ…。
なんだかワクワクするなぁ。
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時