防弾少年団の実態

11 ページ11

.






TH「お前が日本人なのが悪いんだろ？」


「アイドルだからって差別していいんですか？」


TH「は？お前さ……」





言い合いがヒートアップしてきた、その時



ｶﾞﾁｬｯ




スタッフ「すいません！！
誰かメイクの人はいますか！？」


「あの、私メイクですけど…」




入ってきたのはここのテレビ局の女のスタッフさん


その人は、日本人だからって差別をしてくることはない




スタッフ「今、メイクの人手が足りなくて…
お願いしてもいいですか！？」


「私なんかでよければ…」


スタッフ「お願いします！」




チラッとばんたんのみんなを見ると、こっちに見向きもしてなかった


まあ、見られてても気持ち悪いんだけど




「私、お手伝いしてくるのでオンニたちが戻ってきたら、このこと伝言お願いします」


BTS「…」


「…じゃあすぐ戻ります」





返事なんてしてくれないのは、分かりきっている



聞こえてたらそれでいい





ーーーーーーーーーー




スタッフ「あそこにいたメイクさんがAさんでよかったですよ〜」


「いやいや…私なんてまだまだ新人なので、お力になれるかどうか……」


スタッフ「スタッフ内でもAさんは有名ですよ？

新人で日本人の凄腕メイクがいるって！」


「またまた…笑」




でも、周りの同期のメイクさんはまだアシスタントだったりグループについていてもまだまだ無名のグループだったりしたけど


メイクになって1年足らずの新人が、防弾少年団なんて有名グループにつくなんて異例のこと……らしい





そのへんの事情はわからないけど













.

12→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す