車内恋愛。【Yabu】 (ページ7)

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光｢やーぶ！
なんかいい事あった？｣

宏｢光～今日ね天使ちゃんに声かけてみた。｣

光｢そうなんだ。俺が言ってた子だった？｣

宏｢あ、うん。そうだった。
自分の名字を入れて下さい！Aさん。
光さ、なんか自分の名字を入れて下さい！さんとあったの？｣

光｢え、いや、別に…なんもないよ？
なんか言われた？｣

宏｢言われたわけじゃないんだけど、
光の話したらすごい動揺してたからさ｣

光｢そっか｣

宏｢なんか隠してる？｣

光｢薮にはバレちゃうな
実はね、去年のバレンタインに本命のチョコもらってね。付き合ってほしいって言われたんだけど、
断ったの。それだけ。｣

宏｢断ったんだ…｣

光｢うん。可愛いしいい子だから最初付き合っちゃおうかな～とか思ったんだけどね。
Aちゃんのこと狙ってる男子いっぱいいたからさ、付き合ったらボコボコにされそうじゃん？笑
だから、友達として仲良くしようねって。｣

宏｢そっか。｣

光｢なんかごめんね。｣

宏｢ううん。｣

光｢あ、今は本当になんとも思ってないからね、
俺は薮のこと応援するから。｣

宏｢光…ありがとう。｣

改めて、光はいいヤツだと思った。

光のことを信じよう。

少しづつ少しづつ近づけばいい。

大丈夫。俺ならいけるから。