限界オタクが最推しにプラベで会うことになった件。【桃】

プラベ3日目 ページ4

ーさとみsideー

握手会が始まった。

いろんな子が来てくれていろいろな言葉をかける。

でも、俺の頭にいるのはあの子だけ。

あの子、今日来ないかな、。

気づくともう18時50分を過ぎている。

もう来ないのかな、

会いたかったな。

そんなことが頭をよぎる。

ス「最後の方ーどーぞー」

この子雰囲気あの子に似てる…？

顔上げてくれない、緊張してるのかな？

「こんばんわ！えっとお名前なんて言うのかな？」

「えっと、えっと…Aっていいます…！」

「Aちゃんね！いつも応援ありがとう！よかったら緊張しないでお顔見せてほしいな？」

それを言うとゆっくり顔を上げてくれる。

顔を見ると、どこか見たことある顔、


あの子だ…。

間違いなくわかる。顔だけじゃなくて雰囲気でもあの子だとわかる。

そうだ、渡さなきゃ、

「あぁ、えっと、うん、あ、ねぇ！Aちゃん！」

必死に呼びかける。

ス「お時間でーす。」


だめだ。時間だ。

会えなくなる。

嫌だ。


それが頭の中をぐるぐるする。

必死に腕を引き寄せて耳元に俺の顔を寄せる。

「ね、ごめん、後で来るからそこのコンビニで待ってて？ね？お願い、」

自分ながらにこんなこと言うのを驚く

するとあの子は顔を赤くしながらこくんと頷いてくれた。

よし、すぐいかなきゃ。





俺はすぐに終わったあと服と髪を整えて

コンビニへ向かった。

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