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hk.
秋風が心地よく感じられる今日この頃、
俺は愛する人と共に生きることを誓った。
まだまだ同性結婚は認められていない日本では、
パートナーシップを結ぶことは出来ても、
婚姻届を提出することはできないが、それでも、
これが俺と彼を結ぶ証明となるのだから意味はあるだろう。
両親は、ジェシーとなら安心だと、快く俺たちを祝福してくれた。
これからのことを想像すると、勿論不安もあるけれど、それ以上に楽しみで仕方がない。
「北斗、これからもよろしくね」
「俺の方こそ、ずっと一緒にいようね」
ジェシーとは、大学のダンスサークルで出会ったのが始まりで、俺の一つ下だけどとても頼りになるし、包み込んでくれるような安心感がある。
そんなジェシーの腕に包まれるのが、何よりも大好きなのだが、きっとジェシーもそんな俺の気持ちに気づいているのだろう。
ふたりでいる時は、ほとんどくっついている。
今も、
「ほくちゃ〜ん、」
「ん〜?」
「ふふ、愛してるよ」
「ッもう、急だな〜…
……俺も、愛してるよ」
「HEHE、ほくちゃんかわいい〜!」
「あっ、」
頬にキスを落とされた。
目、おでこ、耳と、
ジェシーの触れた箇所が熱をもったようにあつい。
気づくと目の前にジェシーの顔が、
「んッ、じぇし、」
「すき、ッ大好きだよ、北斗」
どんどん深くなる口づけに酔いしれる。
こうしてジェシーと過ごす時が、
何よりのしあわせなのだ。
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作者名:鈴森。 | 作成日時:2020年10月30日 1時