dryflower 〜 sho.hirano 〜

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神『Aちゃん何にする？』





｢あ、じゃあアイスティーで｣





神『りょーかい』





今私は何故この人とこんなところにいるのか、
考えたら訳が分からなくなりそうだから
もう難しく考えるのはやめた。





神『そんな怖い顔してないでよ (笑)』





それでもやっぱり表情には出てしまうのが
私の悪いところみたいで、
神宮寺さんに困った顔をさせてしまう





｢あ、すみません｣





神『うそうそ、ごめんね (笑)』





でもすぐに笑ってそんなことを言うから
ほんとに表情がコロコロ変わる人だな、、
と思わず私まで頬が緩んだ





神『あ、やっと笑ってくれた』





｢え？｣





神『Aちゃんいつも怪しそうな目で俺のこと見るから』





｢あはは、、｣





否定することも出来ないまま
思わず苦笑いを浮かべた





神『紫耀の前ではいつもそんな風に笑うんだよな』





何とも言えない顔でボソッと呟く姿は
なんだか怖くてゾッとする





神『みんな紫耀紫耀って、そればっか、ムカつく』





｢神宮寺さん、？｣





神『あいつさー、ほんとかっこいいよな、、』





すぐにさっきとは打って変わって柔らかい表情の
神宮寺さんが言葉を紡ぐ





神『大学でもほんと人気者でさ (笑)』





ホットコーヒーをゆっくり飲み込むと
はぁとひと息つく姿はなんだか寂しそうで。





神『みんな好きなんだよ、紫耀のこと。
まじ羨ましいよ』







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