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おとうさん が なんにち も へや から でてこない
どうしたのかな
しんぱいだな
*
さっき おとうさん の へや で
すごい おとがした
おとうさん だいじょうぶ かな
あとで ようす みにいってみよう
*
次のページをめくると、今度は赤黒い字で文が書かれていた。
*
ケンヲモッテオドルモノ
クルクルマワッテクビヲタツ
クルッタヨウニワラウモノ
ヤイバツキタテジガイスル
*
ユウは今までとは打って変わり、まるで恐怖をあおるようなページに怖くなり、日記を閉じようとすると、それに反発するようにページにじわじわと何かが浮き出てくる。
赤黒いミミズの張ったような字でどんどんページが埋め尽くされていく。
日記を埋め尽くしていくのは「サミシイ」「イタイ」と悲痛な言葉ばかりだ。
そのとき、ガシャンッ!とガラスが割れる音がした。
びっくりして音のした方を見ると、いつの間にか少女が部屋の前に立っていた。
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年4月9日 22時