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クスリと笑うローリーを見て、ユウは恥ずかしくなった。
「...それで、君...ユウはこれからどうするの?」
「...えっと、弟を探しに行かなくちゃいけなくて...」
「一緒にこの世界に来たの?」
「...それは分からないけど、ついさっきまで一緒にいたから...多分」
「ふうん......僕は君以外に人間を見なかったけどなぁ...」
「そ、そっか...」
ユウはガックリと項垂れた。
すると、ローリーは何かを思いついたように
「そうだ!」と声を上げた。
「この世界に人間のことに詳しい子がいるんだ。その子に聞いてみたらどうかな?」
「そんな子いるの?」
「うん。案内してあげようか?」
ユウは少々迷ったが、弟を探す手がかりを掴めるのなら、と首を縦に降った。
「お願い...します...」
「分かった。じゃあ行こうか」
二人はお勘定を済ませて店を出、ローリーを先頭に歩き始めた。
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年4月9日 22時