2時、まふゆさんが無表情で怖いです。 ページ3
・
「……え?A?ちょっとごめんね、K達、作業中断する」
「……え??あ、あぁ、Aですケド」
待って待って待って、さっきのは幻覚か??
すぐにいつものまふゆさんになった
それと、"K達"……?Kって?ネット仲間、みたいなものだろうか
「……なんで、ここにいるの?」
「えぁ、ああ、暇だったから、2階から入ってきたんだけど、って、いつも暇な時に来てるけどこんな深夜は迷惑だったかな」
「……ううん、迷惑じゃないよ。けど……午前1時以降は、やめて欲しいかな」
……いやそれって迷惑だからやめろってことじゃないか??
まあでもそうか、迷惑じゃない方が凄いまである
「あ、ご、ごめん、まふゆさん……」
「あ……謝らなくて大丈夫だよ。それで、どうする?ごめんね、来てくれたのにお茶の一つも出せなくて」
「そ、それは別に大丈夫、だけど……あの、さっきのは?」
「さっきの?……ふふっ、なにそれ」
そう笑うまふゆさんは、部屋が暗いからか、少し怖く感じる
なんか、貼り付けた笑顔、みたいな?
……なんて、そんなことないか、さっき変なものを見たからって、そんな思考に陥っちゃダメだ
……まあ、さっきのも幻覚だろう、そろそろ寝ろって脳が言ってんだよ、うん
「……そ、そろそろ寝ようかな、疲れているみたい、さっき、私、なんか、まふゆさんが無表情で、わからないって言ってて、すっごく怖く見えちゃって」
「……そうなの?だから挙動不審だったのかな、夜更かしは毒だよ?なんて、私が言うことでもないけどね」
そう言って笑うまふゆさんは、どう見てもいつもの、明るくて、優しいまふゆさんだ
でも、何が本当で何が幻覚だったのかがわからない、もう色々とぐちゃぐちゃだ
なんなら、今見ているものも幻覚じゃないのか、本当にあのまふゆさんは幻覚だったのか、なんて思う
「あ、うん……ね、まふゆさん。さっきの、わからないとかって、幻覚、だよね?」
「……どうだろうね?」
「ヒェッすみませんでした帰らせて頂きます、負けました対ありでした」
「なんて、怖がりすぎだよ、A」
「え?あ、あぁ……って、遊んでない??まふゆさん??」
「そんなことないよ」
「あるって!!」
・
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←1時、まふゆさんの家に侵入しました。
31人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みっつ(プロフ) - うわぁぁぁぁ!!さん» コメントありがとうございます!2話だけで面白いと思っていただけて、天才だと褒めて頂いてとても嬉しいです……! (5月21日 14時) (レス) id: e5fcf6a915 (このIDを非表示/違反報告)
うわぁぁぁぁ!! - まだ2話だけなのに楽しい...だと..!? 天才じゃあないですか...! (5月18日 22時) (レス) @page3 id: 9e94448e4c (このIDを非表示/違反報告)
みっつ(プロフ) - あうえさん» コメントありがとうございます…!めちゃくちゃ嬉しいお言葉!!モチベになります…。更新頑張ります!!!! (2023年3月30日 10時) (レス) id: e5fcf6a915 (このIDを非表示/違反報告)
あうえ - みっつさんの作品は毎度毎度神ってますね…✨更新待ってます! (2023年3月29日 22時) (レス) id: 662d962f36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みっつ | 作成日時:2023年3月29日 1時